宮城県と農業分野に関する包括連携協定を締結 ヤンマーアグリ2022年3月30日
ヤンマーアグリジャパン株式会社は、宮城県と農業分野に関する包括連携協定を3月28日に締結した。水田のフル活用に向けた技術実証、スマート農業普及や食品関連産業と連携したサプライチェーンの構築など、宮城県における農業のさらなる効率化・活性化を目指す。
宮城県との協定締結式の様子
宮城県では、安全で安心な食料が安定的に供給されることや、次代の農業者の育成、持続的な農業経営と発展などを目指し、「みやぎ食と農の県民条例基本計画」を2021年3月に策定するなど、農業振興に関する施策を展開している。また、同社は、「農業を、食農産業へ。」をビジョンに掲げ、機械化だけでなく、ICTなどの技術を取り入れた効率的な農業経営や持続可能な農業の実現に向けたさまざまなソリューションを提供している。今回、同社は同県の計画に賛同し、包括連携協定を締結した。
主な取り組みとして、ICT、新技術活用による生産性の向上、低コストで環境に配慮した持続的な食料生産体制の構築が挙げられる。具体的には・水田のフル活用に向けた技術実証(土地利用型野菜作・子実とうもろこし等推進における共同活動)、水稲省力作業体系確立に向けた技術実証(密苗・直播栽培体系等)、施設園芸栽培における省力技術実証が考えられている。次代の農業を担う人材の確保・育成については、スマート農業普及に向けた共同活動、教育機関との連携(農業大学校・高校等への支援)、農作業安全対策への支援が検討されている。県産農産物の新たな需要創出については、食品関連産業との連携によるサプライチェーンの構築、生産と消費のマッチング、ICT技術を活用した販売戦略、付加価値の創出、県産産農産物の価値向上に寄与する発信及びサービスの構築が考えられている。また、地域社会の活性化および県民サービスの向上のために、・新技術、スマート農業技術等の実証における共同活動やみどりの食料システム戦略を見据えた実証に関する共同活動も検討されている。
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