井関農機と業務提携 生産者の収入向上と持続可能な農業を目指し フェイガー2023年12月15日
農家向け脱炭素施策の収益化と、カーボンクレジットの流通サポートを手がけるフェイガーは12月14日、井関農機とJ-クレジットに関する取り組み拡大に向けた事業提携を締結したことを発表した。
両社で推進する「カーボンクレジット」の生成・販売の仕組み
農林水産省の政策方針では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する『みどりの食料システム戦略』が策定され各種取り組みが行われている。一方、井関農機はこれまで、自動抑草ロボットを用いた水稲有機栽培技術の提案や自治体との連携によるスマートオーガニックの実証などの環境保全型農業技術の提案により、持続可能な農業の実現に取り組んできた。今回、フェイガーとの提携により、J-クレジットの取り組みを通じて温室効果ガスの削減に貢献し、持続可能な農業の拡大を目指す。
世界の温室効果ガスの12%は農業由来といわれており、農業には温室効果ガス削減のポテンシャルがあるといえる。特に、日本では水田からのメタン排出量削減が課題のひとつとなっており、対応策として稲作の中干し期間の延長が有効とされている。中干し期間をこれまでより1週間延長すれば、メタン発生量を3割削減できるが、中干の延長を適切なタイミングで行わないと品質や収量の低下を招く可能性があるなどの課題もある。
この課題に対し、井関農機が運営する営農ソリューションポータルサイト「Amoni」で提供する水稲生育予測サービスや各種技術により、適切な中干期間の算定に必要な情報を生産者へ提供。また、フェイガーは農業生産者に最も近い立場からJ-クレジット生成に必要な申請・承認等のサポートすることで、J-クレジットの取り組み拡大を目指す。
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