農機・資材 特集詳細

特集:年頭あいさつ2019(農機・資材)

2019.01.03 
佐竹 利子 氏(株式会社サタケ 代表)一覧へ

「競合から協業」へ

 

佐竹 利子 氏(株式会社サタケ 代表) 明けましておめでとうございます。輝かしい新春を迎え、謹んでお祝詞申し上げます。

 昨年、わが国は未曽有の自然災害と異常気象に見舞われ、地震や集中豪雨、大型台風などで多くの方々が犠牲になられました。経済、社会生活にも多大な影響を与え、農作物も被害を受けました。世界的には、保護主義の台頭や米中の貿易戦争などによる世界経済の悪化が懸念されています。一方で、将棋の藤井聡太棋士やテニスの大坂なおみ選手が活躍するなど明るいニュースもありました。本年は五輪関連の経済効果が期待され、5月の皇太子殿下のご即位と改元は新たな時代の到来を予感させます。

 弊社にとって2018年は厳しい市場環境ながら善戦した年でした。大型の乾燥機・籾摺機などの新規・更新需要が顕著で、大規模生産者向けの「SAXES」が好評を博しました。乾燥調製貯蔵施設もJAの集約・合理化などで新設需要が生まれ、複数の物件で短納期など難しい工程管理をクリアしました。
 海外ではアジアが堅調に推移していますが、中堅企業などミドル層への販売を強化するため、専用プラントの開発、営業力の強化、代理店との連携拡充などの布石を打ちました。また、2007年の中国国家糧食局に続き、昨年11月には吉林省農業科学院と包括技術提携契約を締結しました。弊社は、これからの中国との関係を「競合から協業へ」と捉えており、さらに継続・発展させたいと考えています。

 2019年は、大規模生産者向けの「SAXES」乾燥機に、新たに「SAXES Vタイプ」を追加します。乾燥機の高さをミリ単位で指定寸法できるため、納屋の高さに合わせたオリジナルの乾燥機が設置できます。張込・送風・乾燥・排出などの稼働状況がひと目で分かるようLEDライトの色で知らせる新機能も追加しました。
 乾燥調製貯蔵施設や米穀・精米関係では、それぞれの顧客が望む機能や形態、目標利益などを考慮し、顧客ごとのニーズや特性に合わせたワンツーワンのカスタム設計を目指します。
 海外展開では、ミドル層向けの新たな事業ブランドを立ち上げ本格的に市場開拓を行います。同業他社との競争も激化するため、ミドル層に訴求した独自のブランディングを構築し、本市場における地位の確立を目指します。
 「豊栄プロジェクト」は立ち上げから2年を迎え、広島県の豊栄町での活動・浸透が進んでいます。地域の再生・活性化にはさまざまな取り組みが必要ですが、特に教育と医療は基盤かつ不可欠であり、この分野の充実を図りたいと考えています。

 最後になりましたが、日頃のご厚誼に感謝するとともに、関係各位の益々のご健勝とご発展を祈念致します。

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