極早生で白肉のモモ新品種「ひめまるこ」 農研機構2019年10月17日
農研機構は、10月16日、極早生で食味良好な白肉のモモ新品種「ひめまるこ」を育成したと発表した。
露地栽培での白肉モモの収穫期を従来品種より9日程度早められると期待される。「ひめまるこ」の苗木は令和2年秋から販売される予定。
モモの露地栽培において、一定規模の栽培がある品種の中で最も収穫期が早いのは、極早生の白肉品種「ちよひめ」「はなよめ」で、満開後70日頃(関東では6月中旬頃)から収穫できる。
モモの生産、消費を増やすためには流通期間の拡大が有効と考えられるため、より収穫期の早い品種が求められている。
農研機構は、今回「ちよひめ」より早く収穫できる極早生の白肉品種「ひめまるこ」を育成。
このモモは「ちよひめ」より9日程度早く収穫でき、果肉は170g程度と「ちよひめ」よりやや小ぶり。糖度は15%と「ちよひめ」より1%程度高く、酸味は少ない極早生品種としては食味が良好。「ひめまるこ」の苗木は、日本果樹苗協会と許諾契約を締結した果樹苗木業者から、令和2年秋より販売される予定。
(写真)結実した「ひめまるこ」/「ひめまるこ」の果肉と大きさ
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