農業法人「奥松農園くにさき」が破産 負債5.5億円 補助金事業の施設に海水侵入 2025年11月21日
国や県などの補助金を得て大分県国東市に進出した農業法人「奥松農園くにさき」が自己破産した。施設園芸で高糖度の「塩トマト」を生産したが、施設への海水侵入もあって生産が安定せず、赤字が続き負債が膨らんだ。
海沿いに立地、施設に浸水も
「奥松農園くにさき」は2016年に国東市に進出。約5億4300万円の補助金を受け、施設内で養液栽培システムによる低段密植栽培を行い、高濃度トマトを栽培した。品種は桃太郎などの大玉トマトで栽培面積2.2haだった。
しかし赤字が重なって経営が行き詰まり、10月30日、自己破産申請に至った。負債総額は5億4600万円にのぼるという。
同社の施設は国東半島の先端、海から200m足らずの場所に立地していた。トマト栽培を指導した大分県東武振興局は「なぜ破産したかは検証したい。浸水の影響はあろうかと思うが、まだ情報を整理している段階だ」。国東市は「施設から排水する水路は、満潮時には海より低くなって排水できなかった。塩トマトの収量も安定しなかったようだ」(農政課)と説明する。
「植物工場」膨らむコスト
国東市進出にあたっては、広瀬勝貞知事(当時)の立ち合いで同社と市とが進出協定を締結。広瀬知事は「大分の農業全般によい刺激を与えてくれることを期待しています」と激励していた。高市早苗首相も「植物工場」推進を掲げるが、エネルギーコストの高騰もあり、施設園芸の黒字化は難易度が増している。
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