シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日
シンとんぼには農業の持続的発展と食料の安定供給への切なる思いがあり、この思いが一日でも早く実現されることを願いながら、今後の農業を占う様々な事項について持論を展開している。
その一環でシンとんぼでは、大本の法律である食料・農業・農村基本法(2024年6月改正)の条文の理解を深め、シンとんぼなりに基本法をしっかりと学べたのではないかと思っている。
現在、同法の理念を実現する具体的な内容を記した(であろう)2025年4月11日に閣議決定された「食料・農業・農村基本計画」(以降、「基本計画」)の詳細を検討しながら、基本法の理念がどのように反映され、どうやって実現しようとしているのか等を検証し、農業現場で何がなされなければならないのか探ろうとしている。
今回からは「第3部 食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標」について紹介する。まずは、「1 目標等の設定の考え方」をひも解き、食料自給率向上と安全保障の確保に対してどのような考え方で目標設定がなされているのかを検証してみようと思う。
それは次のように書かれている。「基本計画では、平時からの食料安全保障を実現する観点から、食料自給率の向上その他の食料安全保障の確保に関する事項の改善が図られるよう、食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標を設定した。具体的な目標については、国内外の情勢を含めた現状の把握、その分析による課題の明確化、課題解決のための具体的施策を踏まえた上で設定するとともに、その施策の有効性を示すKPIを設定し、少なくとも年1回、その目標の達成状況の調査・公表、KPIの検証によりPDCAサイクルによる施策の見直しを行う。なお、目標年(2030 年(年度))の食料自給率の設定に係る国内消費仕向量については、第4のⅠの1に掲げる品目ごとの消費・流通等の施策を見込んで設定した。また、生産量については、需要に応じた生産や、第4のⅠの1に掲げる品目ごとの課題に対して講ずる施策を踏まえ、実現可能な生産量を、輸出量も見込んで設定した。」となっている。
つまり、到達すべき目標は、国内外の情勢の現状と課題を踏まえ、それを解決すための具体的施策を示した上で設定する。その上で、その施策の有効性を示すKPIを設定して、その達成状況を年1回以上検証し、PDCAサイクルによる施策の見直しを実行しながら、目標達成を図ることとしている。次回以降、まずはどのようなKPI設定がなされているか検証してみようと思う。
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