TPP(環太平洋連携協定)(てぃーぴーぴー(かんたいへいようれんけいきょうてい))
TPPはアジア・太平洋地域でモノの関税だけでなく、サービス、投資の自由化を進め、さらには知的財産、電子商取引、国有企業の規律、環境など、幅広い分野でルールを構築する経済連携協定と政府は説明している。2015年(平成27年)10月に交渉参加12か国で大筋合意し、2016年2月に12か国がTPP協定に署名したが、2017年1月に就任したトランプ米国大統領が離脱宣言をしたため、11か国の閣僚がTPPの早期発効に向けた検討を行うことで合意、同年11月にベトナムで開催されたTPP閣僚会合でTPP11協定(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定:CPTPP)を大筋合意した。2018年3月には、日本を含めて11か国の閣僚が署名。2018年10月31日、日本を含む6か国が国内手続を完了し協定の寄託国であるニュージーランドに対し通報。これにより2018年12月30日に発効した。日本の農林水産物2328品目のうち、関税撤廃するのは1885品目。関税撤廃率は81%となる。このうち即時撤廃率は51.3%。交渉入りにあたって衆参両院は米、小麦・大麦、砂糖・でん粉、乳製品、牛・豚肉、乳製品の重要5品目を「除外・再協議」とするよう求める国会決議を行ったが、タリフラインで586ある重要5品目のうち、174品目は関税撤廃される。重要品目でも29.7%が関税撤廃という交渉結果に国会決議との整合性は問われたままの発効となっている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日