【新組合長に聞く】JA能美(石川県)作田組合長「収益力向上へ職員と一体で 米以外の園芸作物振興にも力」2023年7月20日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。6月24日に選任されたJA能美(石川県)の作田実喜秋組合長に聞いた。
JA能美 作田実喜秋組合長
作田組合長は、直面する課題として、生産者の所得アップに向けた収益力の向上を挙げる。「信用共済事業の収益力の低下に加えて、水田の単作地帯で収益作物への取り組みが進みにくい環境にあります。経済事業は比較的安定しているものの直売所の収支改善などの課題もあり、JAが一体となって改善に取り組む必要があります」と強調する。
このため現在、各部門の担当役職員にそれぞれの課題を精査して改善策を検討するよう指示しているという。「一方的に現場に押し付けるのではなく、まず各担当者で考えてもらい、事業の効率性などをいかに高めていくか、職員と一体となって考えて取り組んでいきたいと思います」と改革への意欲を語る。
また、米以外の園芸作物の振興にも力を入れたいと話す。「例えばタマネギの産地育成に取り組んで面積を15haまで増やし、順調に進んでいます。そのほかの園芸作物にも積極的に取り組んで収益力の向上につなげたい」と語る。
今年度後半から具体的な改革に向けたの議論を本格的させる予定で、「厳しい課題を3年間ですべて解決することは難しいかもしれませんが、改善に向けたレールに載せられるよう全力で取り組みます」と意気込みを語った。
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