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JAの活動:今さら聞けない営農情報

農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日

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 「いまさら」では農薬を正しく、安全に、しかも高い効果を得るため、農薬の正しい使い方の基礎知識をご紹介しようと考えています。農薬の防除効果は、有効成分をいずれかの方法で作物に付着または吸着させることができてはじめて発揮されますので、高い効果を発揮させるには、有効成分をいかに効率よく作物に付着させるかが鍵となります。すでに、水に希釈して散布する剤型を題材にそれらを効率的に作物へ付着させる方法について整理しました。現在は、製剤をそのまま散布する農薬の散布機械をご紹介しています。

2.製剤をそのまま散布する動力散布機(つづき)

 (3)粒剤の田植同時散布機

 田植機の植付部に薬剤ホッパと粒剤散布機構が一体になった装置を装着し、田植えと同時に粒剤を散布する装置です。使用する薬剤の用途に応じて2つのタイプがあります。

 ①水稲除草剤田植同時散布装置(商品名:こまきちゃん(クボタ)、PSR/PSシリーズ(ヤンマー)など]  

 この散布機は、1つ目が、苗を植付けたあとに粒剤を均一に散布していくタイプのもので、田植え幅に合わせて幅広の散粒装置が植付部の後方に取り付けられているものが一般的です。これは、田植え同時散布が可能な水稲除草剤などで多く使用されています。

 ②育苗箱処理剤田植同時散布装置 [商品名:箱まきちゃん(クボタ)、すこやかマッキー(ヤンマー)など] これは、苗送り機の上に散布装置を配置し、植付け直前の育苗箱に育苗箱処理粒剤を均一に散布するタイプのものです。文字通り、育苗箱処理剤の散布に特化したもので、田植え当日散布が可能な育苗箱処理剤の処理に使用します。これは、畦畔に苗を並べて、ひと箱ずつ粒剤を散布する労力を減らすことができ、しかも田植えに必要な箱にだけ薬剤を散布することができるので、経済的でもあります。

 これらの装置は、面倒な散布作業を田植えと同時に終わらせてしまう省力技術であり、規模拡大の際などに導入する農家も増えています。

 (4)フロアブルの田植え同時散布機

 田植機の植付部に装着し、苗を植付けたあとにフロアブル剤を均一に一定量滴下していく装置です。

 滴下口は1つだけで、一旦ヒタヒタ水状態の田面の上にフロアブル剤がすじ状に散布され、田植え後の入水と同時にフロアブル剤が均一に拡散する仕組みです。このため、単位面積当たりの液量が守られるように田植機の速度に連動して吐出量を調整しています。これは、田植え同時処理が可能な水稲除草剤で使用されています。

(5)ラジコンボート散布

 ラジオコントロールで操縦する模型ボートに粒剤や液剤の散布装置を搭載し、水田内を航行させることで薬剤を散布するものです。ボートを水田内を航行させるため、稲がまだ小さくボートの航行に影響の無い草丈の時期(田植直後~田植15日位)にしか使用できません。このため、ほとんどが水稲用除草剤の散布に使用されています。ボートの運搬に手間と労力がかかりますが、水田内にボートを浮かべてしまえば、散布作業はあっというまで、散布労力を大幅に軽減できます。

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