生活衛生関係業界の人手不足感が過去最高に 日本公庫2018年3月7日
・生活衛生関係業界へのアンケートで日本公庫
日本政策金融公庫(日本公庫)は3月6日、飲食業、理容業など生活衛生関係営業業界の景気動向に関するアンケート結果をまとめ、その内容を発表した。それによると、人手が不足している企業の7割が経営悪化への影響があると回答、2008年の調査開始以来、過去最高となった。
調査対象期間は昨年10月から12月期までで、郵送方式により昨年12月上旬に行われた。対象となる生活衛生関係企業は3290社。有効回答企業数は3079社で回答率は93.6%だった。
従業者の確保をめぐる環境については、1年前と比べて「確保しにくくなった」割合が38.4%と前年調査を2.3ポイント上回り、調査開始以来、過去最高となった。
業種別にみると「確保しにくくなった」の割合は、飲食業、食肉・食鳥肉販売業、映画館、ホテル・旅館業が全体を上回った。この4業種の最近5年間の推移をみると、各年次ともにホテル・旅館業が最も高い。
従業者の過不足感は、「不足」の割合が39.9%と前年調査を1.1ポイント上回り、これも調査開始以来、過去最高となった。業種別にみると「不足」の割合は、飲食業、食肉・食鳥肉販売業、映画館、ホテル・旅館業が全体を上回った。
従業者の不足による経営悪化への影響は「影響がある」の割合が71.5%となり、過去最高の数字を示した。業種別では「影響がある」の割合は、美容業、ホテル・旅館業、飲食業の順に高い。
【業種内訳と企業数】
▽飲食業(1406)
▽食肉・食鳥肉販売業(151)
▽氷雪販売業(55)
▽理容業(412)
▽美容業(461)
▽映画館(51)
▽ホテル・旅館業(172)
▽公衆浴場業(110)
▽クリーニング業(261)
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米、稲WCSへの十分な支援を JAグループ2025年10月16日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】本質的議論を急がないと国民の農と食が守れない ~農や地域の「集約化」は将来推計の前提を履き違えた暴論 ~生産者と消費者の歩み寄りでは解決しないギャップを埋めるのこそが政策2025年10月16日
-
死亡野鳥の陰性を確認 高病原性鳥インフル2025年10月16日
-
戦前戦後の髪型の変化と床屋、パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第360回2025年10月16日
-
「国消国産の日」にマルシェ開催 全国各地の旬の農産物・加工品が集合 JA共済連2025年10月16日
-
静岡のメロンや三ヶ日みかんなど約170点以上が「お客様送料負担なし」JAタウン2025年10月16日
-
高齢者の安全運転診断車「きずな号」を改訂 最新シミュレーター搭載、コースも充実 JA共済連2025年10月16日
-
安心を形にした体験設計が評価 「JA共済アプリ」が「グッドデザイン賞」受賞 JA共済連2025年10月16日
-
東京都産一級農畜産物の品評会「第54回東京都農業祭」開催 JA全中2025年10月16日
-
JA協同サービスと地域の脱炭素に向けた業務提携契約を締結 三ッ輪ホールディングス2025年10月16日
-
稲わらを石灰処理後に高密度化 CaPPAプロセスを開発 農研機構2025年10月16日
-
ふるさと納税でこども食堂に特産品を届ける「こどもふるさと便」 寄付の使いみちに思いを反映 ネッスー2025年10月16日
-
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」に出展へ 井関農機2025年10月16日
-
マルトモが愛媛大学との共同研究結果を学会発表 鰹節がラット脳のSIRT1遺伝子を増加2025年10月16日
-
マックスの誘引結束機「テープナー」用『生分解テープ』がグッドデザイン賞を受賞2025年10月16日
-
北海道芽室町・尾藤農産の雪室熟成じゃがいも「冬熟」グッドデザイン賞受賞2025年10月16日
-
夏イチゴ・花のポット栽培に新たな選択肢「ココカラ」Yタイプ2種を新発売2025年10月16日
-
パルシステムの奨学金制度「2025年度グッドデザイン賞」を受賞2025年10月16日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日