日本経済見通し 19年度0.7%、20年度0.4%-農中総研2019年8月19日
農林中金総研は8月15日、2019~2020年度改訂経済見通しを発表した。2019年度の日本の経済成長率は0.7%、20年度は0.4%と見込んでいる。
2019年4~6月期の実質GDPは、世界経済・貿易が減速していることから輸出が2四半期連続で減少し、国内需要の堅調さから輸入も増加し外需寄与度は▲0.3ポイントと2四半期ぶりのマイナスとなった。
一方、民間消費が大型連休の効果などで前期比0.6%となったほか、企業設備投資も同1.5%とプラスになり、さらに経済政策効果も下支えし、前期比1.8%と3四半期連続のプラス成長となった。
足元の7~9月期も消費税率の引き上げを控えた駆け込み需要、非製造業の省人化・省力化ニーズに支えられた設備投資の増加が続くことが見込まれている。
一方で世界経済の減速を受けた輸出減が継続し、国内需要の堅調さから輸入も増加することからゼロ成長が見込まれる。
19年度下期には消費税率引き上げを受けて、民間需要が落ち込み景気調整色が強まり、上期の成長率前期比0.8%にくらべ、下期は同▲0.7%と見込まれる。
その後、2020年に入り世界経済の持ち直しが想定され、輸出が緩やかに増え始めるほか、東京オリ・パラの効果も期待される。ただ、消費税増税対策は6月で終了すると見込まれ、景気回復テンポは鈍いと見通す。その結果、上期は同0.4%、下期は同0.7%と予想している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































