農中森力(もりぢから)基金 第9回助成案件決定 農林中金2023年3月14日
農林中央金庫は3月13日、「農中森力(もりぢから)基金」と呼ばれている「公益信託 農林中金森林再生基金」の第9回助成案件を決め、発表した。助成対象は8案件で、計2億円の助成金となった。
対象となったのは温海町森林組合(山形県)、富山県西部森林組合、福井森林組合(福井県)、北アルプス森林組合・長野県森林組合連合会、中勢森林組合(三重県)、山口県西部森林組合、愛媛県森林組合連合会、平戸市森林組合・長崎県森林組合連合会の8事業体の8案件。
急傾斜地に適したスマート林業と効率的な架線集材システム構築のモデル事業、未利用広葉樹資源の域内バイオマス利用による新しい循環型林業の構築などの案件が選ばれた。
同基金は森林施業の今日的課題である「施業集約化」や「搬出間伐など」の取り組みを進めるため、荒廃林の再生事業の中でも特に高い波及効果が見込まれる事業や先進性のある事業を中心に、地域の中核を担う林業事業体(非営利の法人)の事業実施態勢の整備をサポートしている。
また第10回となる2023年度助成事業の募集が4月3日から6月30日の期間で始まる。
【助成対象先と事業概要】
●温海町森林組合(山形県)
急傾斜地に適したスマート林業と新たな生産システムで施業区域の拡大を目指す
~ICT先端技術の活用と効率的な架線集材システム構築のモデル事業~
●富山県西部森林組合(富山県)
大規模集約化団地による林業再生プロジェクト
~ICT活用による管理のモデル化を目指して~
●福井森林組合(福井県)
森林作業道の長寿命化技術の確立による荒廃森林の再生
●北アルプス森林組合・長野県森林組合連合会(長野県)
甦れ! 北アルプス地域の里山
~立木の三次元データ化と需給マッチングによる広葉樹林の活用と再生
●中勢森林組合(三重県)
「スマート林業の実践による未整備森林整備の収益化」モデル事業
●山口県西部森林組合(山口県)
Deer friend:県獣二ホンジカとの共存を志す森林整備の挑戦
●愛媛県森林組合連合会(愛媛県)
地籍調査未実施森林におけるICT技術を活用した境界明確化と荒廃林の再生
●平戸市森林組合・長崎県森林組合連合会(長崎県)
平戸の森再生プロジェクト
~未利用広葉樹資源の域内バイオマス利用による新しい平戸型循環林業の構築
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