登壇企業各社とイベント主催者

農業・食の分野で日本、タイ両国で課題となる分野で先進的なソリューションを持つ日本発のスタートアップ企業が、タイでの新たな事業創出を目指すためのイベント。タイが東南アジアの農業の中心で農業も盛んであることや、カシコン銀行と農林中金が協力関係であることなどから、開催された。

事前にカシコン銀行や現地企業にヒアリングし、タイや東南アジアでのニーズが高いと想定されるサービスを調査した上で、今回の８社が選ばれた。農林中金とアグベンチャーラボが共催で、日本のスタートアップ企業の説明会を海外で開催するのは今回が初。

アグベンチャーラボによると、イベント後、参加者からは「日本初のスタートアップ企業のアグリテック分野でのユニークな取組みを初めて知った」「複数のスタートアップ企業と協業の可能性があると感じた」「タイも日本もお互いに優れた食文化を持っている。食や農業の分野で新しいコラボレーションができるのではと感じた」などの感想が寄せられたという。

「AGRITECH BRIDGE 2023」会場（5月17日、タイ・バンコクのKBTGスタジアム）

◎登壇したスタートアップ8社
（株）事業革新パートナーズ
農林水産資源を活かした植物由来のバイオプラスチックHEMIX
サグリ（株）
衛星データとAIを活用した土壌分析や作付け調査
EF Polymer（株）
果物の皮などを原料とし、干ばつや土壌劣化の問題を解決するオーガニックポリマー
（株）エコロギー
サステナブルな機能性飼料等の開発
アクプランタ（株）
酢酸の力で植物を環境ストレスから守る資材「Skeepon」
（株）TOWING
高機能ソイルを活用した農地への炭素固定が可能な次世代苗
（株）AGRI SMILE
農業DX企業として「生産技術の研究開発から、栽培及び販売支援まで」生産現場の課題改善をトータルにサポート
（株）Agnavi
「適量・オシャレ・持ち運び便利」を実現した１合 180ｍL の缶入り日本酒ブランド『ICHI-GO-CAN』及び『Canpai』