JA共済「全国小・中学生書道・交通安全ポスターコンクール」入賞者決定2024年12月26日
JA共済連は12月26日、令和6年度の全国小・中学生「書道・交通安全ポスターコンクール」の入賞者を発表した。入賞作品のうち、大賞の農林水産大臣賞、文部科学大臣賞、内閣府特命担当大臣賞、警察庁長官賞の受賞者は2月7日に表彰式を行う。
令和6年度で書道コンクールは68回、交通安全ポスターコンクールは53回となった。今年度は全国の小・中学生から、書道コンクールは約99万点、交通安全ポスターコンクールは約8万点の応募があり、このうち各都道府県段階の審査で選ばれた小学校1年生から中学校3年生までの各学年の優秀作品(書道839点、交通安全ポスター352点)について、11月22日に書道、同27日に交通安全ポスターの全国審査を行った。
その結果、書道コンクールでは、大賞の「農林水産大臣賞」「文部科学大臣賞」(計16点)、交通安全ポスターコンクールは「内閣府特命担当大臣賞」「農林水産大臣賞」「警察庁長官賞」「文部科学大臣賞」(計12点)をはじめとした書道266点、交通安全ポスター135点の入賞作品が決まった。
交通安全ポスターは「スマートフォンの使用マナー」がテーマ1位
交通安全ポスターをテーマ別に分析すると、「スマートフォンの使用マナー」を呼びかける作品が全体の構成比で18.2%(作品数64点)を占めて最も多かった。このテーマは2013~22年度まで9年連続で首位を維持していたが、前年度は構成比14.6%(同50点)で2位となり、2年ぶりにトップとなった。同テーマを扱った作品は中学生が59.4%を占めるなど、学年が上がりスマートフォンを持ち始める年齢になるにつれて構成比が高い。
これを訴求の対象者別に分類すると、小学生の作品は「歩行者」と「ドライバー」が34.6%、「自転車」が23.1%。中学生は「歩行者」が71.1%を占め、"歩きスマホ"に対して特に注意を呼びかけている。多くは学生服や若者が描かれ、同年代の仲間たちや自分自身への戒めの意味も込められているようだ。
第2位は、前年度トップの「自転車のヘルメット着用」を扱った作で構成比14.8%(同52点)だった。学年別の構成比は、小学校低学年が40.4%と最も高く、学年が上がるにつれて低くり、自転車に乗りはじめて行動範囲が広がる小学生がテーマに選んでいる。「いのちをまもるヘルメット(小2)」などの標語とともに、デザイン性に富んだ"今どき"のヘルメットを着用した自身の似顔絵らしき姿が描かれた作品が多い。
3位は「手を上げて渡ろう」と呼びかける作品で構成比11.9%(同42 点)だった。以前から小学校低学年の定番テーマで、今年度も小学校低学年が66.7%と過半数を占めている。
〈大賞受賞者〉
第68回(令和6年度)JA共済全国小・中学生書道コンクール
○農林水産大臣賞
【条幅の部】
兵庫県たつの市立誉田小学校1年 久保田菜愛さん
埼玉県熊谷市立熊谷西小学校3年 山石彩乃さん
熊本県八代市立麦島小学校6年 三島佳子さん
愛知県安城市立桜井中学校1年 伊藤絵天さん

【半紙の部】
栃木県高根沢町立西小学校2年 佐藤景心さん
三重県学校法人暁学園暁小学校3年 田中理愛さん
千葉県流山市立新川小学校6年 出井絢菜さん
東京都江東区立第三砂町中学校3年 中島有彩さん

○文部科学大臣賞
【条幅の部】
岡山県倉敷市立茶屋町小学校2年 池田瑠花さん
福島県川俣町立川俣小学校4年 齋藤まえむさん
佐賀県伊万里市立東山代小学校5年 堀田裕斗さん
宮崎県宮崎市立本郷中学校2年 松本晃明さん

【半紙の部】
静岡県富士宮市立東小学校1年 飯田将仁さん
和歌山県有田市立保田小学校4年 堀江花姫さん
岩手県二戸市立石切所小学校5年 藤原穂乃美さん
大阪府私立清風南海中学校2年 細田凪沙さん

第53回(令和6年度)JA共済全国小・中学生 交通安全ポスターコンクール
○内閣府特命担当大臣賞
和歌山県紀の川市立竜門小学校2年 嶋田えりさん
埼玉県越谷市立出羽小学校6年 白川歩美さん
岡山県倉敷市立福田中学校1年 田中優衣さん

○農林水産大臣賞
千葉県印西市立原小学校2年 原咲花さん
岡山県倉敷市立赤崎小学校5年 岡本咲耶さん
新潟県三条市立第四中学校2年 小林蒼依さん

○警察庁長官賞
鹿児島県鹿児島市立桜丘東小学校3年 吉屋璃音さん
愛媛県松前町立北伊予小学校6年 髙石百花さん
愛媛県伊予市立港南中学校3年 今村芽生さん

○文部科学大臣賞
宮城県名取市立愛島小学校1年 小浦詢さん
三重県津市立南が丘小学校4年 山口敦輝さん
愛媛県今治明徳中学校1年 近藤穂さん

重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす病にSDHI剤耐性菌が発生 北海道2025年12月25日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年12月25日 -
家庭での米消費、前年比11.7%減 マイナス幅拡大、「新米不振」裏付け 米穀機構11月調査2025年12月25日 -
米価高騰に対応、「4kgサイズの米袋」定番化 値ごろ感出し販売促進 アサヒパック2025年12月25日 -
協同組合の価値向上へ「鳥取県宣言」力強く2025年12月25日 -
【世界を診る・元外交官 東郷和彦氏】トランプ再来の嵐 自国利益に偏重2025年12月25日 -
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ日本は食料難の経験を教科書から消したのか?2025年12月25日 -
【Jミルク脱粉在庫対策】基金初発動1.2万トン削減 なお過剰重く2025年12月25日 -
すべての都道府県で前年超え 2024年の県別農業産出額 トップは北海道2025年12月25日 -
【農と杜の独り言】第7回 祭りがつなぐ協同の精神 農と暮らしの集大成 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月25日 -
国連 10年に一度「国際協同組合年」を決議2025年12月25日 -
秋田と山形の3JAが県越え連携協定2025年12月25日 -
日本産の米・米加工品の輸出促進策を議論 「GOHANプロジェクト」で事業者が意見交換 農水省2025年12月25日 -
26年産米の農家手取り「2万5000円めざす」 暴落の予兆に抗い再生産価格を確保 JA越前たけふ2025年12月25日 -
笹の実と竹の実【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第370回2025年12月25日 -
茨城県で鳥インフル 97万羽殺処分へ 国内10例目2025年12月25日 -
ホットミルクと除夜の鐘 築地本願寺でホットミルクお振舞い JA全農2025年12月25日 -
JA共済アプリ・Webマイページに「チャットボット」機能を導入 JA共済連2025年12月25日 -
5県9JAの農産物・加工品を販売 第46回マルシェ開催 JA共済連2025年12月25日 -
短期プライムレートを年2.125%に引き上げ 農林中金2025年12月25日


































