東洋ライス（株）は、新たに開発した「金芽ロウカット玄米」（特許出願中）を本年３月23日に発表した。
　以来同社の通信販売のみで販売してきたが、僅かな期間に消費者より予想を遙かに超える大反響を得た。これを受け、一般流通でも「金芽ロウカット玄米」の販売を開始することにしたものだ。最初に販売を開始するのは、東都生協の共同購入で、５月下旬から販売される。価格は1kg550円（税別）。
　玄米が白米に比べてミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富なことはよく知られており、抗ガン作用やアルツハイマー病患者の認知機能低下を抑える効果があるなど、多くの臨床試験結果が発表されている。
　しかし玄米は、表面を蝋（ロウ）層で覆われているため、▽食べにくい、▽炊飯に手間がかかる、▽消化が悪い、などのデメリットがあり、玄米食は、ほとんど普及していない。
　「金芽ロウカット玄米」は、この蝋層を均等の厚みで除去することにより、これらのデメリットを克服し、▽白米のように美味しい、▽玄米同様に栄養価が高い、▽簡単に炊飯できる、▽消化に優れている、という優れた特長を備えた玄米として誕生した。
　同社は、玄米に対する消費者ニーズがどれ位あるのか調査を試み、本年３月25日付の読売新聞に「金芽ロウカット玄米800g入りサンプルを１万人にプレゼント」の広告を出したところ、僅か１日半で、さらに４月10日付で朝日新聞に「同1kg入りを500円で3000袋限定販売」の広告を掲載したところ、僅か半日で売り切れるという、想像を遙かに超える大反響を得た。
　同社の通販サイトでも「金芽ロウカット玄米」は好評で、リピーターも増加していることから、さらに多くの人の健康増進に役立てて頂きたいとの思いから、一般流通での販売を開始することにしたものだ。
　美味しさと健康を両立させたＢＧ無洗米加工の「金芽米」も、東都生協は全国に先駆けて販売している。

（写真）好評の「金芽ロウカット玄米」