27年産概算金 追加払い盛り込み設定-JA全農2015年7月3日
JA全農は7月3日午前に開かれた自民党の農業基本政策検討PTで27年産米の概算金設定の方針などを説明した。
JAグループは主食用米の需給改善に向けて、▽27年産での飼料用米の60万t生産目標、▽26年産米の長期計画的販売(6月現在、36万tの取り組み意向)に取り組んだうえで、主食用米の事前契約の拡大を進めてきている。
JAグループは飼料用米は7月末まで申請期限が延長されたことから、引き続き生産拡大に徹底して取り組み、需給環境を整備するとともに、27年産主食用米の事前契約では、26年産米に対して4%から11%程度値上げした販売基準価格を提示していることを明らかにした。
数量についても26年産の91万tから140万tへと拡大させることを目標としている。26年産米を1割程度上回る価格で事前契約し、量もさらに拡大させることで販売環境を整備、出来秋に生産者に提示する概算金についても「販売基準価格以上の引き上げ幅以上の最大限の水準で設定する」方針を示した。
概算金の設定については、全農本所が出回り時の価格見通し、在庫数量や販売期間、さらに流通経費削減見通しなども精査して考え方を統一的に提示する。
これを情報共有化し各産地で目一杯の概算金設定をめざすとした。具体的には追加払い分もあらかじめ盛り込むなどで、昨年の概算金より、事前契約販売基準価格の4~11%引き上げ幅以上としたい方針だ。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































