「イネ・米・田んぼ 人がつくる米 米がつくる世界」企画展を静岡で開催2023年11月10日
静岡県の自然系博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」(静岡市駿河区)は11月11日~2024年3月24日の期間、企画展「イネ・米・田んぼ-人がつくる米_米がつくる世界-」を開催。東アジアの稲作や米食文化に焦点を当て、「米とは何か?」を問い直す。期間中は、同展に関連する対談や講演会、親子で楽しめる様々な体験講座やミュージアムの研究員と語り合うサイエンスカフェなど様々なイベントを開催する。
主食として当たり前のように生活の中にある米。同展では、"もとは野に生きていたイネが、どうして米を生む「稲」となったのか"、"米をめぐる人々の営みの歴史は、地域の自然や文化にどのような影響を与えてきたのか"など、東アジアの稲作や米食文化に焦点を当て、「米とは何か?」を問い直す。
会場には、野生イネをモチーフに作品を作り続けてきた世界的アーティスト・田辺光彰氏の彫刻作品として巨大な「籾(もみ)」彫刻を展示。また、東南アジアの低湿地で栽培され、大きくなると数メートルにもなる「浮稲」の迫力満点の実物標本を展示する。さらに、展示室では、米に関する様々な、人に教えたくなるような豆知識(トリビア)を厳選し、いろいろな場所で紹介する。
期間中は、田辺氏の講演会や、「米と和食-これほど環境にやさしい「食」はない-」と題した講演会も予定。また、縄をなう体験講座や、米や稲・麦を使った甘酒と水あめ作りの体験なども行なわれる。
◎開催概要
期間:11月11日~2024年3月24日
会場:ふじのくに地球環境史ミュージアム 企画展示室1・2
観覧料:一般600円(500円)、小学生以上大学生以下・70歳以上300円(200円)
※( )内は前売り料金及び20人以上の団体料金。
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