魚沼コシで目標販売価格2.8万~3.3万円 JA魚沼、生産者集会で示す 農家から歓迎と激励2025年3月7日
2025年産米の集荷をめぐって、JA魚沼が、1等米60キロあたり2.8万~3.3万円を「目標販売価格」とした。6日、生産者集会で組合員に提示した。
JA魚沼は3月6日、魚沼市内で開いた生産者集会で、2025年産コシヒカリの「目標販売価格」を2万8000円から3万3000円と提示した。この額は仮渡金ではなく、同JAが集荷した米を販売する際の目標で、「令和6年産米の販売情勢を踏まえ取引先の理解、協力を得ながら販売に取り組みます」(営農部)としている。商系業者との競争が激化する中、目標販売価格をいち早く示すことで集荷増をめざす。
同JAでは、「全農にいがたが提示したJA概算金を踏まえ、設定した。生産者集会では『いい価格設定だ』『頑張ってほしい』という発言があった。生産者のコスト、経営実態を把握し、長期的に持続可能な米生産の販売価格設定に取り組む」(営農部)と話す。出荷契約達成者に対する「奨励措置」も計画している(内容は検討中)という。
2月28日には、全農にいがたがJA概算金について、魚沼地区のコシヒカリは2万5000円(前年比+5500円)を「最低保証額」として示していた。
日本を代表する銘柄米の産地で、1等米60キロ3万円前後の価格が提示されたことは、政府備蓄米の放出決定後も「米の不足感」が根強く、25年産米の集荷をめぐっても激しい競争が始まっていることを物語っている。
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