米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
4月15~17日、「米消費拡大に向け米産業のイノベーションによる新たな需要創造を目指す」をテーマに東京ビッグサイトで「お米未来展」が開催され44社が出展した。主催は日本食糧新聞社。「ファベックス」「デザート・スイーツ&ベーカリー展」と併せFABEX東京2025全体では、3日間で5万6685人が来場した(合同開催展含む)。来場者でにぎわう各ブースをまわり、出展者に聞いた。
ひゃくまん穀「食べて応援」
石川県産米の新品種「ひゃくまん穀」をPRする米心石川の大西祐貴さん
石川県産米の新品種「ひゃくまん穀」をPRしていたのは、石川県の米穀卸・炊飯会社「米心石川」の大西祐貴さん。ひゃくまん穀はコシヒカリより出穂は8日、稲刈りの適期は13日遅い晩生品種で、大粒で食べ応えがあり、冷めてもおいしいためお弁当やおにぎりにも向くという。「自慢のお米です。復興を食べて応援していただければ」と大西さんは話した。
パックご飯に追い風
秋田米を全国に販売する仙北こまちの会のブースには新品種「サキホコレ」も
秋田の米を全国に販売する仙北こまちの会のブースでは、おなじみ「あきたこまち」、新品種「サキホコレ」のほか、秋田県大仙産米を使ったパックご飯も大きく展開。柴田智取締役は「パックご飯の需要も増えてきました」と手ごたえを語った。
米粉メーカーは米価高騰に悩み
米粉メーカーの担当者は、米粉を使った菓子の試食を勧めながら「ここまで米価が上がると、米粉も大変です。製品価格をあまり上げるのも難しいし。早く落ち着くといいのですが、当面下がりそうもないですね」と顔を曇らせた。
輸入米で一番人気は
ワールドライスのブースに並ぶ輸入米。
右上のポスターにある「AAN」はベトナムの米流通大手・タンロングループの米ブランドだ。
輸入米を扱う株式会社ワールドライスのブースには海外産の米がずらり。「一番引き合いがあるのはカルローズ(カリフォルニア産米)ですか」と聞くと、「いえ、ベトナム産ジャポニカ米です」と同社担当者は答えた。ブースには「水田に建つ大きな工場」の写真が掲げられている。ベトナムの米流通大手タンロングループの精米工場だ。同グループは今年、日本に2万トンの米輸出を計画しているとされるが、「一部はすでに(日本国内の)スーパーにも並んでいます」とのことだった。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】冬春トマトなどにコナジラミ類 県西部で多発のおそれ 徳島県2025年11月7日 -
米の民間4万8000t 2か月で昨年分超す2025年11月7日 -
耕地面積423万9000ha 3万3000ha減 農水省2025年11月7日 -
エンで「総合職」「検査官」を公募 農水省2025年11月7日 -
JPIセミナー 農水省「高騰するコスト環境下における食料システム法の実務対応」開催2025年11月7日 -
(460)ローカル食の輸出は何を失うか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月7日 -
「秋の味覚。きのこフェア」都内の全農グループ店舗で開催 JA全農2025年11月7日 -
茨城県「いいものいっぱい広場」約200点を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年11月7日 -
除草剤「クロレートS」登録内容変更 エス・ディー・エス バイオテック2025年11月7日 -
TNFDの「壁」を乗り越える 最新動向と支援の実践を紹介 農林中金・農中総研と八千代エンジニヤリングがセミナー2025年11月7日 -
農家から農家へ伝わる土壌保全技術 西アフリカで普及実態を解明 国際農研2025年11月7日 -
濃厚な味わいの「横須賀みかん」など「冬ギフト」受注開始 青木フルーツ2025年11月7日 -
冬春トマトの出荷順調 総出荷量220トンを計画 JAくま2025年11月7日 -
東京都エコ農産物の専門店「トウキョウ エコ マルシェ」赤坂に開設2025年11月7日 -
耕作放棄地で自然栽培米 生産拡大支援でクラファン型寄附受付開始 京都府福知山市2025年11月7日 -
茨城県行方市「全国焼き芋サミット」「焼き芋塾」参加者募集中2025年11月7日 -
ワールドデーリーサミット2025で「最優秀ポスター賞」受賞 雪印メグミルク2025年11月7日 -
タイミーと業務提携契約締結 生産現場の労働力不足の解消へ 雨風太陽2025年11月7日 -
スマート農業分野の灌水制御技術 デンソーと共同で検証開始 ディーピーティー2025年11月7日 -
コクと酸味引き立つ「無限エビ 海老マヨネーズ風味」期間限定で新発売 亀田製菓2025年11月7日


































