地元JAや農家からお米について学び「どろんこ新米社員研修」実施 亀田製菓2025年5月16日
亀田製菓は5月10日、「どろんこ新米社員研修」を新潟県阿賀野市にあるナイスライスファームで実施。同研修会は、JA新潟かがやきあがのアグリセンターと合同会社ナイスライスファームの協力で行なわれ、亀田製菓の新入社員18人が1日を通して米について学びを深めた。
手植えによる田植え研修
亀田製菓グループは、米の可能性を最大限引き出し、世界で新価値・新市場を創造する"ライスイノベーションカンパニー"を目指し、事業を推進。2月には、新潟県の持続可能な稲作に寄与するため、地元の米農家5人と共同出資で合同会社ナイスライスファームを立ち上げアグリビジネスに参入した。
最新の田植え機を体験
今回の研修は、講義と田植え体験を通して米について学ぶとともに、ナイスライスファーム社員とのコミュニケーションを通して稲作を取り巻く環境を体感。午前の講義では、亀田製菓購買部の五十嵐晃部長が、亀田製菓で使用している米の種類について、また、JA新潟かがやきあがのアグリセンターの斎藤センター長から、米の生育や品種について学んだ。
JA新潟かがやきあがのアグリセンターの斎藤センター長による講義
施設見学では、カントリーエレベーターに昇り、水田の広がる阿賀野市の絶景を体感。午後の田植え研修では、ナイスライスファーム社員でもある地元農家の指導の下、昔ながらの手植えと、最新の田植え機を使用した田植えの両方を体験した。
参加した新入社員からは「1つの苗を植えるにも時間も体力もかかり、米作りの大変さを体感した」「田植え機は、AIのおかげでハンドルを握らなくてもまっすぐに田植えを行うことができ衝撃」などの感想や、営業職に配属予定の新入社員からは「お米を作る裏側を今日学ぶことができたので、それを忘れず営業職に生かしていきたい」という声が寄せられた。
今回のどろんこ新米社員研修では、収量性に優れた品種である「あきあかね」を作付けた。「あきあかね」はコシヒカリより2週間以上収穫期が遅い、晩生の極良食味品種で、作付けしたお米は9月下旬ごろの収穫を予定。ナイスライスファームで収穫した米を使用した新しい価値のある商品への展開を計画している。
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