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2017.01.30 
バターと脱脂粉乳 各1万3000t輸入を予定-29年度一覧へ

 農林水産省は1月27日、平成29年度全体でバターと脱脂粉乳それぞれ1万3000tの輸入を実施する予定だと発表した。需給状況をみながら追加輸入の判断を行うこれまでと変更し、年間全体の輸入数量めどを示すことにした。

 乳製品の輸入は国家貿易で管理している。平成27年度から1月に翌年度のカレントアクセス分(国際約束に基づく一定数量の輸入)として生乳換算13万7000tの輸入を決定し、5月と9月に追加輸入の判断を行ってきた。しかし、この手法については年間の輸入数量全体が不明で輸入バターの調達計画が立てにくいため、業界から年間輸入数量のめどを示すよう求める意見が出ていた。
 このため29年度からは1月にカレントアクセス分だけではなく、翌年度全体の需給を見通した輸入予定数量を示すことにした。
 需給見通しはこの4月以降の各月ごとに過去6年間(23年度~28年度)での最小の生産量と最大の消費量から試算した。その結果、バターでは必要在庫量と試算した在庫量の差がもっとも大きい2月は、在庫量7000tとなり必要在庫量を1万2400t下回ることから、29年度は1万3000tのバター輸入を予定することにした。
 脱脂粉乳も同様の試算で30年2月の在庫量は2万2300tとなり、必要在庫量を1万2100t下回る見込みとなった。このためバターと同様、1万3000tの輸入を予定することにした。
 このように輸入予定数量の枠を決めたうえで、実際の入札は毎月実施し、入札数量はバターと脱脂粉乳それぞれの需要に応じて設定することとした。 また、定期的に入札説明会や、バター等の生産、流通、消費に関わる関係者が参加する乳製品需給等情報交換会を開催し、入札スケジュールや需給動向を広く周知することでバターなどが安定的に実需者に届くように対応することとしている。
 輸入予定量については5月と9月に検証を行っていく。
 農林水産省は年度全体の輸入予定数量を示すことが国内酪農の生産拡大への意欲につながるとしている。

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