ドローンで牛を誘導 ドコモの実証実験でサポート テックファーム2021年2月2日
テックファーム(株)は、NTTドコモが北海道豊富町で実施するドローンを活用した放牧業務の効率化をめざす実証実験をサポートした。同実証実験は、ドローンによる牛の誘導は北海道で初めての取り組みで、テックファームは、スピーカーを搭載したドローンの航行ルートや音声の自動再生の設定をウェブサイト上で行い、Androidアプリで航行制御しながら牛を誘導できるシステムを開発。大規模な牧草地を移動する身体的負担の軽減や、人手不足の解消、放牧地の管理効率化に貢献する。
ドローンによる牛の誘導
豊富町が運営する大規模草地牧場は、広大な敷地面積のわりに従業員が少なく、牛の誘導や施設管理業務に約4時間かかるなど人手不足が深刻な課題となっている。
ドコモが豊富町などと行った実証実験では、従来二人一組で行っていた牛の誘導がドローン操縦者1人で済み、労働時間を削減できたという検証結果が出ており、この取り組みにテックファームが加わることでドローンの自動航行をめざし、さらなる効率化に期待がかかる。
ドローンによる牛の誘導は、ドローンから犬の鳴き声などの音を発することで、人が近くにいなくても牛を柵内に誘導できる。大規模な牧草地を移動する身体的負担を減らし、作業時間短縮や人員削減による人手不足の解消にも繋がる。また、アプリやウェブサイトの操作画面をシンプルで直感的なデザインにすることで操作性を向上。ドローンの操縦ができなくてもアプリ上で指示するだけで簡単に操作できるよう開発を進めている。
システムとしては、ウェブサイト上で、ドローンに搭載されているGPSに基づく緯度経度のポイントごとに飛行高度、滞在時間、音声の種類、音量などを設定。ドローンの航行計画を立て、その航行計画をAndroidアプリに登録し、アプリ上で飛行開始の指示や一時停止の制御などを行う。ドローンから送信される位置情報は、テックファームが提供するIoTプラットフォーム「MoL(モル)」で管理している。
重要な記事
最新の記事
-
米の価格 前週比▲48円 3週連続下落 農水省調査2025年6月17日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲の本田防除(1)育苗箱処理剤が柱2025年6月17日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲の本田防除(2)雑草管理小まめに2025年6月17日
-
米 収穫量調査 衛星データなど新技術活用へ2025年6月17日
-
価格高騰で3人に1人が米の消費減 パンやうどん、パスタ消費が増加 エクスクリエの調査から2025年6月17日
-
【JA人事】JA中野市(長野県) 望月隆組合長を再任2025年6月17日
-
備蓄米の格安放出で農家圧迫 米どころ秋田の大潟村議会 小泉農相に意見書送付2025年6月17日
-
深刻化するコメ加工食品業界の原料米確保情勢【熊野孝文・米マーケット情報】2025年6月17日
-
2025年産加工かぼちゃ出荷販売会議 香港輸出継続や規格外品の試験出荷で単収向上を JA全農みえ2025年6月17日
-
2024年産加工用契約栽培キャベツ出荷販売反省会を開催 旬別出荷計画の策定や「Z-GIS」の導入推進を確認 JA全農みえ2025年6月17日
-
和歌山「有田みかん大使」募集中 JAありだ共選協議会2025年6月17日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第110回2025年6月17日
-
転職希望者対象に「農業のお仕事説明会」 6月25日と7月15日に開催 北海道十勝総合振興局2025年6月17日
-
「第100回山形農業まつり農機ショー」8月28~30日に開催 山形県農機協会2025年6月17日
-
北海道産赤肉メロン使用「とろける食感 ぎゅっとメロン」17日から発売 ファミリーマート2025年6月17日
-
中標津町と繊維リサイクル推進に関する協定締結 コープさっぽろ2025年6月17日
-
神奈川県職員採用 農政技術(農業土木)経験者募集 7月25日まで2025年6月17日
-
【役員人事】ノウタス(6月17日付)2025年6月17日
-
「九州うまいもの大集合」17日から開催 セブン‐イレブン2025年6月17日
-
農薬出荷数量は1.5%増、農薬出荷金額は2.8%増 2025年農薬年度4月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年6月17日