牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」に「分娩兆候検知機能」を追加2022年2月25日
酪農・畜産業界に特化したIoTソリューションの開発・提供するファームノート(北海道帯広市)は2月26日、人工知能を活用した牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」の新機能として、乳用牛と肉用繁殖牛向け分娩兆候検知機能をの提供を開始する。
牛への負担が少なく、手間が少ない首への装着型センサー
「Farmnote Color」は、牛の首に装着したセンサーデバイスが、リアルタイムに牛の活動情報を収集するセンサー。分娩の兆候をはじめとし、発情兆候、流産後の発情回帰、体調不良による活動低下などを検知し、生産者様のスマートフォンやタブレットにプッシュ通知で知らせる。牛の繁殖において、センサー1台で発情から分娩まで管理でき、DXの推進や省力化など生産性の改善が期待される。
また、牛への負担が少なく、手間が少ない首への装着型センサーで、分娩毎の着脱は不要。つなぎ牛舎でも利用でき、発情や活動低下の兆候、活動・反芻・休息の量もモニタリングできる。同社が保有する数十万頭のデータを新機能開発や精度向上に活用しており、牛の生態や畜産現場を理解した獣医師社員が製品開発を担当した。
分娩予定日に分娩しない牛は、ホルスタインで約93%、黒毛和種で約92%にも及ぶ。牛の分娩は、子牛の誕生と泌乳開始点となり生産者にとっては収益獲得の起点となる重要な業務。そのため、生産者は分娩時に起こり得るリスクに備え体制をとるために牛の分娩時期を把握しておく必要がある。また、牛の分娩時期を把握するため、分娩予定日が近づくと見回り頻度を増やしたり、分娩房にカメラを設置して観察したり、牛舎の近くに泊まり込んだりと、体力的・精神的負担が大きいことが課題となっている。こうした背景を踏まえて提供を始める分娩兆候検知機能は、子牛と母牛の安産を願って、安産祈願日である「戌の日」の2月26日から提供が開始される。
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日