和牛オリンピックに出展「和牛受精卵」移植体感など好評 ノースブル2022年10月31日
和牛受精卵を⽣産・販売・移植・技術開発するノースブル(宮城県仙台市)は、10月6日から10日まで鹿児島で開かれた「第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会」に協賛。和牛受精卵の移植体験や、畜産関係者や酪農関係者向けの経営相談会などを行うブースを出展した。
連日多くの人で賑わったノースブルのブース
「全国和牛能力共進会」は、全国の優秀な和牛を一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会。5年ぶりとなる今大会は畜産王国・鹿児島県にて開かれ、来場者数は5日間合計で30万8000人にものぼった。
ノースブルは、和⽜の受精卵の買い取りから生産、そして乳牛への移植・販売までを一貫して行う和牛受精卵移植技術の企業として、より多くの方々に和牛受精卵移植の技術や同社の取り組みを紹介。ブースへの来場者は大会期間を通して約2000人を超えた。
子宮頚管の模型を使った移植体験
最も好評だったのは、和牛受精卵の移植体験。特殊メイク・特殊造形等を手掛ける株式会社ZOMBIE STOCKと共同開発し特許取得をした牛の子宮頚管模型を使った体験。畜産・酪農関係者から一般の来場者や学生まで、多くの人が体験。現役移植師からは「かなり本物に近い状態で再現されている。現場以外で技術練習できるのは驚き」と話していた。
また、体験型コンテンツとして顕微鏡にて受精卵を見る体験も用意。普段なかなか目にすることがない和牛受精卵を実際に多くの人が目にする機会となった。
体験コーナーに参加した学生からは「授精師や移植師の免許を取りたいと考えていたが、具体的にどのようなものかイメージがわいていなかったので、技術や仕事のイメージがわいた」とコメント。自分で"やってみる"体験を通して和牛受精卵の技術について知るきっかけへと繋げた。
今回の出展にあたり、同社代表取締役の菅原紀氏は「当初、移植体験や顕微鏡体験は一般のお客様にはハードルが高い内容かと思っていたが、蓋を開けてみると思いがけず一般のお客様や学生の皆様にもご参加いただくことができ、当社メンバーも楽しみながらたくさんの方々と交流することができた。今大会でできたつながりを糧に、畜産・酪農業界の課題解決に向け引き続き邁進してまいります」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(158)-改正食料・農業・農村基本法(44)-2025年9月6日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(75)【防除学習帖】第314回2025年9月6日
-
農薬の正しい使い方(48)【今さら聞けない営農情報】第314回2025年9月6日
-
【注意報】普通期水稲に紋枯病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2025年9月5日
-
「適正な価格」の重要性 消費者に訴える 山野全中会長2025年9月5日
-
米価暴落防ぐ対策を 小泉農相に小松JA秋田中央会会長2025年9月5日
-
(451)空白の10年を作らないために-団塊世代完全引退後の「技術継承」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月5日
-
【統計】令和7年産一番茶の荒茶生産量 鹿児島県が初の全国一位 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(組織法人)10a当たり0.7%増 60kg当たり1.6%増 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(個別)10a当たり0.8%増 60kg当たり10.7%減 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】冬キャベツ、冬にんじんの収穫量 前年比2割減 農水省調査2025年9月5日
-
長野県産ナガノパープルのスイーツ「いっちょう」「萬家」全店で提供 JA全農2025年9月5日
-
『畜産酪農サステナビリティアクション2025』発行 JA全農2025年9月5日
-
「国産シャインマスカット」全国のファミリーマートで販売 JA全農2025年9月5日
-
「わたSHIGA輝く国スポ2025」参加の広島県選手団へ清涼飲料水贈呈 JA共済連広島2025年9月5日
-
「いちはら梨」が当たるSNS投稿キャンペーン実施中 千葉県市原市2025年9月5日
-
猛暑対策に高性能遮熱材「Eeeサーモ」無料サンプルも受付 遮熱.com2025年9月5日
-
農機具王とアグリスイッチ 構造再編をチャンスに「週末農業プロジェクト」始動2025年9月5日
-
鳥インフル ハンガリーからの生きた家きん、家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月5日
-
旬の巨峰を贅沢に「セブンプレミアム ワッフルコーン 巨峰ミルク」新発売2025年9月5日