国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日
グリーンコープ共同体は、グリーンコープの産直青果生産者を対象に国産率100%の肥料の販売を開始。世界情勢による輸入価格の変動の影響を受けにくい、安定的かつ持続可能な肥料の供給体制を実現する。
肥料価格は高止まりを続けている。農林水産省の「農業物価統計調査」によると、2020年の平均価格を100とすると、今年4月は139.1。日本では肥料の原材料である、カリウム、リン、窒素の多くを輸入に頼っているため、イラン情勢やトランプ関税、中国による輸出規制など国際情勢の変化により、肥料の価格高騰は収まりそうにない。肥料価格の高騰は、米などの農産物の値上がりに直結するため、安心・安全で安定した価格で肥料を流通させることは、持続可能な農業を実現するために重要な課題となる。
グリーンコープでは肥料に限らず、国産化、そして循環型の農業を推進している。その代表例が牛乳で、耕作放棄地を再生してトウモロコシの生産を始め、乳牛が食べる飼料としても活用している。また、2024年には年間1万5000トン規模の国産飼料をつくるTMR(Total Mixed Ration:混合飼料)センターを開設し、肥料においても「地域循環型農業」の実現を目指す。
飼料と肥料を地域内で生産することで、価格を抑制しながら、安全・安心な農産物を調達でき、さらに移動距離も短いため、輸送車両による温室効果ガスの排出も抑えることができる。
◎商品ラインナップ
<国産率100%>
国産率100%の肥料に加え、可能な限り国産原料を用いた有機100%の肥料も以下の通り、発売する。「有機肥料」は、植物性または動物性の有機物を原料とした肥料のこと。鉱物などの無機物を原料とした化学肥料とは異なり、微生物の働きによって徐々に養分が分解され、土壌改良効果も期待できる。
<有機率100%>
※N-P-K比=窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の割合
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