養豚DXのEco-Pork 経産省の「J-Startup Impact」に選定2023年10月11日
株式会社Eco-Porkは、経済産業省が運営するインパクトスタートアップ育成支援プログラム「 J‐Startup Impact 」に選定された。
インパクトスタートアップは、社会的・環境的課題の解決や新たなビジョンの実現と、持続的な経済成長をともに目指す企業で、岸田政権が掲げる「新しい資本主義」の考え方を体現する存在として注目されはじめている。
経済産業省ではこれまで、イノベーションの担い手であるスタートアップへの支援を目的に、官民一体となって集中的に支援を行う「J-Startup」プログラムを運営してきたが、今年度からインパクトスタートアップに対する認知向上や支援の気運醸成に向けて、潜在力の高いインパクトスタートアップを集中支援する「J-Startup Impact」を設立。応募のあった約500の企業から、ロールモデルとなることが期待される30社を選定した。
J-Startup Impact選定企業が公表した資料によると、Eco-Porkは「養豚業の構造そのものを変革しうるポテンシャルを有しており、 日本の畜産業界のDXを進めることで産業の近代化を大きく促進し、海外にも活躍の場が期待される」と評されている。
Eco-Porkは「食肉文化を次世代につなぐ」をVISIONに掲げる、2017年創業した「養豚を起点にしたデータカンパニー」。豚肉生産の全プロセスを可視化・効率化し、持続可能な養豚業の実現を目指し、生育環境や衛生状態などをICT・IoT・AIを活用して効率的かつ適切に管理できるサービス・製品を提供している。同社の養豚DXシステムは、現在、全国80か所、国内養豚農家のおよそ10%で活用されている。
また、養豚生産者の認知拡大・ブランド化・収益力および価格競争力の向上を目的として、4月から同社養豚DXシステムを使い生産された安全・安心な豚肉を一般消費者向けに販売するECサービスの運営も開始。養豚業の生産管理・経営効率化とともに、生産者の収益向上に寄与するチャネル構築の両輪による、養豚業の持続可能性の拡大に取り組んでいる。
重要な記事
最新の記事
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日
-
JA愛知信連と高機能バイオ炭「宙炭」活用に関する協定締結 TOWING2025年5月2日
-
5月の野菜生育状況と価格見通し だいこん、はくさい、キャベツなど平年並み 農水省2025年5月2日
-
「ウェザーニュースPro」霜予測とひょう予測を追加 農業向け機能を強化2025年5月2日
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日