「神奈川県第4回5年公募公債(グリーンボンド)」へ投資を実行 フリーデン2023年11月21日
養豚から豚肉の加工・流通をはじめ飲食まで一貫経営で展開するフリーデン(神奈川県平塚市)は、10月30日に発行された神奈川県グリーンボンド(神奈川県第4回5年公募公債)への投資を、昨年に続き実行した。
グリーンボンドは、企業や地方公共団体等が、環境改善効果のある事業や環境保全のための事業などに要する資金を調達するために発行する債券。世界の発行実績は2013年の116億ドルから2021年には4105億ドルと飛躍的に伸びており、2023年は上半期だけで3510億ドルと、半期の調達額としては過去最高規模になった。
神奈川県は、2019年度に発生した台風15号や19号などを受け、SDGsの理念を踏まえ「かながわ気候非常事態宣言」を表明しており、気候変動によって発生する水害への具体的な適応策として「神奈川県水防災戦略」を策定。また、3月に、戦略策定以降の環境変化(災害の激甚化、盛土規制法の施行、新型コロナの世界的拡大、デジタル化等による災害対応の高度化)を踏まえ、神奈川県水防災戦略を改定したことに伴い、9月にはフレームワークも改定し、充当事業をさらに拡充している。
神奈川県グリーンボンドのフレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)が定義する「グリーンボンド原則2021」および「環境省グリーンボンドガイドライン2022年版」への適合性について、格付投資情報センター(R&I)から確認を受け、セカンド・パーティー・オピニオンを取得している。同グリーンボンドによる調達資金は、神奈川県水防災戦略に関する以下の事業資金として充当される予定。
フリーデンは、地域循環型農業の推進等、地球温暖化をはじめとする環境問題の解決に向けさまざまな取り組みを行ってきたが、今回のグリーンボンドも、気候変動への適応と自然災害防止のためにきわめて有効な手段であると捉え、2022年に続き投資を決めた。
重要な記事
最新の記事
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日
-
「越後姫」食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月1日
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「健康経営優良法人2025」初認定 全農ビジネスサポート2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日
-
「Hiroshima FOOD BATON」食のイノベーションに挑戦する事業者を募集 広島県2025年5月1日
-
「良き仲間」恵まれ感謝 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日