酪農経営向け「飼料設計支援プログラム」公開 利用申請を受付開始 農研機構2024年6月19日
農研機構は、農業生産者・行政団体向けに酪農経営向け「飼料設計支援プログラム」をGoogle Colaboratory上に無料公開。6月18日から利用申請の受付を開始した。
これまで農研機構が配布していた「搾乳牛向け飼料設計支援プログラム」は、搾乳牛のみが対象だったが、今回の「飼料設計支援プログラム」は搾乳牛に加え、乾乳牛と育成牛も対象となった。目標乳量、頭数、経営耕地面積、飼料の栄養価および単価等の各種前提条件を記述したExcelファイルをプログラムにアップロードすることで、経営全体で最も低コストな飼料メニュー設計案と自給飼料作付け案を同時に提示できる。
また、「搾乳牛向け飼料設計支援プログラム」では、利用者が自らのPCにPython環境を構築する必要があったが、「飼料設計支援プログラム」は、農業生産者・行政団体が利用する場合、新たに環境を構築することなく、利用申請・承認を経ることでGoogle Colaboratory上のプログラムにアクセス可能になり、Web上でプログラムを実行できる。
Google Colaboratoryは、ブラウザから直接Python(プログラミング言語の一種)のプログラムを記述・実行できる、Google提供のサービス。
「飼料設計支援プログラム」の概要
◎利用申請方法
農業生産者・行政団体:利用にあたってはGoogleアカウントが必要。利用を希望する際は、Googleアカウントを取得の上、以下の連絡先まで連絡を。利用申請・承認後、
無償で提供する。
民間企業等:利用契約の後に、Google Colaboratory上ではなく、自分のPC上に構築したPython環境下で動作するプログラム一式を有償で提供。利用を希望する場合は以下の連絡先まで連絡を。
<連絡先>
農研機構北海道農業
研究 センター 広報チーム(メール)cryoforum@ml.affrc.go.jp
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