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2016.01.28 
農業・農村の価値を改めて見直す 農協協会「2016年 新年の集い」開かれる一覧へ

 農協協会恒例の新年の集いが1月27日都内で開催された。当日は午後3時から新世紀JA研究会、農業協同組合研究会の共催で評論家の佐高信氏による「安倍政権を批判する―どうする この国のかたち」をテーマに「新春特別講演」が行われた(詳細は後日掲載)。その後、午後6時から「女性と子供達の笑い声が聞こえる村づくり、町づくりを!」をサブタイトルに「2016年 新年の集い」が、JAグループ役職員や農業関連企業の方々約200名が参加して開催された。

農協協会新年の集い鏡開き 「新年の集い」ではまず、(一社)農協協会の佐藤喜作会長が、「今年は大変な年を迎えたという感じを持ちますが、私たちは平和な国、平和な地域を実現しなければならない。私たちは改めて、子どもたちのためにいま何をなすべきかを考える年ではないかと思う。今日は、未来に向かって明るい日に進むための歓談の日として欲しい」と開会の挨拶をした。農協協会「2016年 新年の集い」佐藤喜作会長
 続いて来賓の方々が次のように挨拶をされた。その要旨は以下の通り。
 ★大西茂志JA全中常務理事
農協協会「2016年 新年の集い」大西茂志JA全中常務理事 前々回のJA全国大会で、集落単位で地域や農業について真剣に語り合って計画をつくっていくことを決めました。いまこそ、その重要性を踏まえて、地域から笑いが起こる農村や町にして欲しいと思います。
 また、中央会改革ということで、昨年から組合長会議で率直に中央会のあり方をご検討いただいております。改革は永遠に続く課題ですので、それをしっかりと受け止めて行きたいと思います。
★香川法男JA全農参事
農協協会「2016年 新年の集い」香川法男JA全農参事 全農はこの4月から始まる「3か年計画」で、「より近く」「より深く」「より前へ」をキャッチフレーズとして取組もうとしています。これは現場にどんどん行く、現場ニーズに対応する、そして深い専門性を磨いて、積極果敢に取り組んでいくということです。今後とも全農は皆さまと一緒に頑張っていきます。
★石川正美JA共済連専務理事
農協協会「2016年 新年の集い」石川正美JA共済連専務理事 28年度からの「3カ年計画」で、農協改革やJAグループの自己改革を踏まえ、「JAの事務負担軽減」と「連合会改革」の着実な実践に取組み、総合事業を展開するJAが、安心して営農経済事業に取り組める環境づくりをサポートしていきます。またJAグループの基本目標「農業者の所得増大」をサポートする観点から、「農業リスク分野の取組み」を強化し「農業者向けの新たな保障・サービスの提供」(既報)を共栄火災とともに4月から提供します。
 こうした取り組みを通じて、JA共済連は永続的に地域・農村のくらしに安心と満足を提供していく取り組みを強力に進めて行きます。
★関口聰(一社)家の光協会常務理事
農協協会「2016年 新年の集い」関口聰(一社)家の光協会常務理事 昨年90周年を迎えた「家の光」の歴史、なかでもかつての産業組合に対する攻撃に対して、「家の光」が果たした役割を踏まえて、頑張っていきたい。
★山田俊男参議院議員
農協協会「2016年 新年の集い」山田俊男参議院議員 (TPPや農協改革の経過を踏まえながら)協同の取組みとそのベースとなる家族や集落、そして農協といった大事なところを失って新自由主義の世界に行く、あるいは東京が栄えてあとは全部沈むという議論だけで、大事な日本を救えますか。農地改革はマイナスだったという思想で大事な日本を守れますか。絶対に流れは変わると確信しています。
★藤尾東泉新世紀JA研究会会長(JAいわて中央組合長)
農協協会「2016年 新年の集い」藤尾東泉新世紀JA研究会会長(JAいわて中央組合長) 第27回JA全国大会で一番強調されたことは「農業所得の増大」でした。4町歩の水田と繁殖牛を飼育していますが、子牛は1頭70万円くらいするので、農業所得の増大はいろいろな知恵を出し合うと可能になってくると思います。ぜひともそれぞれの形で、農家の組合員の所得増大のためにがんばっていただくようお願いいたします。
★萬代宣雄JA島根中央会会長(JAしまね組合長)
農協協会「2016年 新年の集い」萬代宣雄JA島根中央会会長(JAしまね組合長) 島根は10年かけ総代の97%の方の同意を得て、11JAを一つにしました。このことに対して、かなりの方から批判がございました。そのたびに「現場をもっと勉強してください」と申し上げてきました。私たちは農家のためにプラスになるという信念で取り組んできました。今後は全国のJAのためにも、結果をもってこの考えを証明しなければならないと思っています。
 新春特別講演で安倍政権批判をされた佐高さんと同じ気持ちであり、早くみなさんと一緒に、晴れ晴れとした空の下で農業ができるような環境をつくって欲しいと思います。
★佐高信氏
農協協会「2016年 新年の集い」佐高信氏 農業が廃れて良くなった国はないわけで、先ほどの萬代さんの言葉を合言葉にしたいと思います。
 その後、梶井功東京農大学名誉教授と来賓の方々が鏡開きを行い、梶井先生の音頭で乾杯をした。
 会場では、農業や農協のあり方について、あるいは互いの近況を確認し合うなど和やかに歓談するいくつもの輪が広がった。
 そして農協協会職員を中心に「ふるさと」が斉唱され、松下雅雄農協協会副会長が閉会の挨拶をし、今年もまた日本農業の振興と農協運動を前進させることを誓って散会した。また、出席者全員に、全国の農協から寄せられた各地の農産物や加工品が贈られた(ご寄贈いただいた農協および品目については後日掲載いたします)。歓談の輪が広がった会場
(写真)鏡開き、歓談の輪が広がった会場

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