埼玉で農業の魅力発信と出会いづくり2017年3月17日
JA全農がMeetonFarm&Table開催
JA全農と埼玉県農協青年部協議会、ABC Cooking Studio(以下、ABC)は、3月5日に青年農業者とABCの生徒に出会いの場を提供する「Meet on Farm Table」を開いた。
当日は埼玉県川越市の氷川神社を参拝、近くのJAいるまのの農産物直売所「あぐれっしゅ川越」を見学したあと、さいたま市のABC与野イオンモール店クッキングスタジオへ移動し料理教室のレッスンを体験した。
埼玉県内の青年農業者23名とABCの生徒21名が参加した。
埼玉県農協青年部協議会の飯野芳彦委員長(JA全青協副会長)によると、同協議会が企画した「婚活」は今回で4回目。青年農業者が女性と知り合うチャンスをつくろうと取り組み、これまでに盟友100人が参加し6組がめでたく成婚に至ったという。
「ABCの生徒の方々はもともと食に関心が高い女性。こうした参加者は初めて。今日は埼玉の農業と食に興味を持ってもらえればいい。盟友も自分の農業知識をフルに活用できて話しやすいと思う。農や食に関係する業態との連携はわれわれにとっても意義ある試みだと思います」と期待を寄せていた。
参加した女性は「生まれも育ちも埼玉。親戚が農家で直売所に出荷するなど元気で農家にいいイメージがあります。でも宅地化も進んでいますから、将来の農業をどう考えているのか聞いてみたいです。素敵な人に出会えればと参加しました」。
また、料理が好きでずっとABCの料理教室に通っているという別の女性は「農業にはまったく縁のないサラリーマン家庭で、私も会社員。教室に通ってなければこんな婚活に参加することもなかったと思います。農家の暮らしを聞いてみたいです」と話していた。
JA全農は平成27年5月に国内料理教室最大手のABCと覚書を締結し地産地消や国産農畜産物の多様な利用につながる取り組みを行っている。このうち「Meet on Farm& Table」(JA全農の登録商標)はJA全農とABCとの共同企画。農業体験や料理を通じて出会いの場を創出、開催地域の文化や農業の魅力を参加者に体感してもらうとともに、婚活による担い手支援や地域活性化などをめざしており、今年度は北海道と愛知県で開催している。
(写真)川越市の氷川神社を参拝した参加者
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