新宿に 農業情報発信拠点オープン JA東京アグリパーク2017年4月18日
JA東京中央会は18日にオープンする「JA東京アグリパーク」の開会式を、17日に開催した。新宿駅から5分ほどの距離に開設された。野菜の販売などを通じ、都市農業の情報発信の拠点となる。オープン初日の18日には、開店時間に80人ほどの列ができた。
同パークは東京を含め全国のJAと連携し、週替わりでのイベントや農業体験、料理教室、地元食材の料理販売などを行なう。また、情報発信の窓口としてサポートデスクを設置。生産者と飲食店などを結ぶマッチングサポートも行う。
開会式でJA東京中央会須藤正敏会長は、「JA東京アグリパークは東京のJAグループと東京都が一体となって、東京農業をしっかりと振興しようという目的」で開設したと話し、「東京農業の振興の拠点としてはもちろん、全国の農業者の生産物をここでしっかりと販売していく。『日本の農業はこんなに元気だ』ということを示したい」と意欲を見せた。
東京都の小池百合子知事は「都内初の東京農林水産業の情報発信拠点」とし、「東京の真ん中新宿から、消費者、都民、国民、そして世界に向けて農水産物を情報発信していただきたい」と期待を述べた。
◆ ◇
18日のオープン初日は花苗の無料配布や野菜の販売を行った。開店時間の11時には、地元の主婦などおよそ80人が並んだ。来場者からは「今後何をするのか」「野菜をもっと販売してほしい」などの声があった。
定休日は毎週月曜日で営業時間は11時から19時まで。
(写真)くす玉を割って開設を祝う(左から4番目にJA東京中央会須藤会長、その左にJA全中奥野会長、右には小池知事が並ぶ)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日
-
「日本の米育ち 平田牧場 三元豚」料理家とのコラボレシピを発表 生活クラブ2025年4月30日
-
「子実トウモロコシ生産・利活用の手引き(都府県向け)第2版」公開 農研機構2025年4月30日
-
「金芽ロウカット玄米」類似品に注意を呼びかけ 東洋ライス2025年4月30日
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【農協時論】農政の基本理念と政策へのJA対応 宮永均JAはだの組合長2025年4月28日
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日