特産スイカでGI取得 JA鳥取中央とJA香川県2019年6月14日
農林水産省は6月14日、「大栄西瓜」、「津南の雪下にんじん」、「善通寺産四角スイカ」の3点を新たに地理的表示(GI)として登録したと発表した。
大栄西瓜(JA鳥取中央)
鳥取県の「大栄西瓜」はJA鳥取中央が登録を取得した。交配後、約48日ごろまで完熟させたスイカ。形状、品質にバラツキが少なく、安定した品質・供給ができるスイカとして高い評価を得ている。取引価格は西瓜全体で195円/kgだが、大栄西瓜は217円/kgと西瓜全体のなかでも高価格で取引されている(2017年6月から7月、東京青果実績)。
生産地は大山山麓の北東の麓。日本海に面した南西に長い、なだらかな黒ボク土の丘陵地を形成している。この黒ボクの土が肥沃で保水性と透水性がよくスイカ栽培に適しているという。
津南の雪下にんじん(津南雪下にんじん協議会)
新潟県の「津南雪下にんじん」は有数の豪雪地帯の津南町で初冬から春にかけて3か月以上も深い雪のなかで栽培される。アスパラギンなどアミノ酸や香り成分のカリオフィレンを豊富に含んでおり、マイルドな甘さと旨みがあり、市場や量販店で高価格で取引されている。品質のよい雪下にんじん生産のために、ほ場除雪を行い手作業で収穫するという独自の生産方法が定着している。津南雪下にんじん協議会が登録を取得した。
善通寺産四角スイカ(JA香川県)
「善通寺産四角スイカ」はJA香川県が登録を取得した。サイコロ状の四角い形で外皮の縞はほとんど垂直で整った模様となる。ユニークで美しい外観が評価され高価格で取引きされている。ふるさと納税の返礼品にも採用。昭和40年代から成型栽培容器をはじめとした栽培技術研究を重ねてきている。JAが中心になって地域で伝承する体制も整えている。
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