豪州も農協づくりに力-豪州農相が全中訪問2019年8月27日
来日した豪州のマッケンジー農業大臣が8月26日、JA全中の中家徹会長を表敬訪問し、両国の農業生産力の維持、向上や農業者確保策などで意見交換した。
マッケンジー農相(左)に紀州の梅干しを贈る中家会長
マッケンジー農相は5月に就任し東アジア歴訪の一環として、この日、東京・大手町のJAビルを訪ねた。
中家会長は日本の農協組織について紹介。600あまりの全国各地のJAは農産物の販売、生産資材の購買だけでなく信用、共済、生活事業など「総合事業を展開し、なくてはならない組織として活動している。全中はその代表機能を果たしている」などを話した。
マッケンジー農相は「農業は両国の文化と歴史にとって極めて重要」と話し、イノベーションで農産物の質を改善しコストを下げることが双方ともに重要で、TPP11発効で日本にとってもマーケットアクセスが拡大しており、「(豪州とは)季節が逆であり、競合することなく互いに補完し、両国のノウハウを活用し(第3国への)輸出増につなぎたい」などと話した。
また、高齢化は豪州も同じが、若い世代はハイテクを使った農業で世界市場を標的に食料産業として取り組み動きがあることや、日本の農協組織が農業者の力になっていることについて「すばらしい組合モデル」と話し、同国でも協同組合づくりに力を入れていることなども紹介した。
生産現場の課題ではイノシシなど獣害対策が豪州でも深刻になっており、日本での取り組みなども話題になったという。同大臣は韓国、ベトナムも訪問する予定。
重要な記事
最新の記事
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日
-
「越後姫」食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月1日
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「健康経営優良法人2025」初認定 全農ビジネスサポート2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日