新たなつながり求めて 生協と連携でトラック市 JAさがみ 2019年12月5日
神奈川県のJAさがみは12月15日、生協と共同企画で「とれたてトラック市」を開く。共同企画は昨年から始めたもので今回が第3弾。それぞれの組織の持つ強みを生かした取り組みで、協同組合間のつながりを強めている。
共同企画の話は「かながわCo-ネット」(神奈川県協同組合連絡協議会)の活動の中から出てきた。同ネットは神奈川県内の84の協同組合組織からなり、実践を通じて協同の理念を広め、持続可能な地域社会づくりを目指している。
この考えに沿って、第一弾は昨年の夏、県内では始めて生協(生協ユーコープ)・漁協(漁連)、それにJAが連携して「湘南辻堂とれたて市」をユーコープ辻堂駅前店で開催。地元でとれた農産物や海産物などを生産者・女性組織さわやか倶楽部や漁連、JA職員で販売し、地産地消のPRを行った。
さらに12月には第2弾として「ちがさき茅産茅消とれたてトラック市」を生協とともに、ユーコープ萩園店で開いた。生産者が軽トラックに地元の農産物や鉢花などを載せて販売。「さわやか倶楽部」が温かい「とん汁」を振る舞った。
今回のトラック市も同様の企画で、場所は生協ユーコープのミアクチーナ南林間店。
JAと漁協が品物を集め、生協が売り場を用意して生協組合員に地元産の産物を提供するという、それぞれの強みを生かした取り組みで、JAさがみ総合企画室の井出徹室長は「協同組合間の繋がりを強化するとともに、新たな地域づくりをみつけるチャンスにもなる。若い新規就農者などにも呼びかけ、支援していきたい」と、期待している。
写真はいずれも、賑わった昨年年末の「とれたてトラック市」
重要な記事
最新の記事
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日