供給高過去最高の811億円 コロナ対策で特別アピールも 日本文化厚生連総会2020年7月30日
日本文化厚生連(文化連)は7月28日、大阪市内で令和元年度の通常総会を開き、元年度の取り組み報告を行った。それによると、元年度は「第8次中期事業計画」の最終年度に当たるが、会員の利用結集が高まり購買品供給高は過去最大の811億4200万円になった。なお、総会では役員改選を行い、経営管理委員会会長に八木岡努氏(茨城県厚生連経営管理委員会会長)を選んだ。併せて「新型コロナウイルス感染症対策にかかる特別アピール」を採択した。
同連の購買品供給高の内訳は、医薬品が314億8000万円、医療材料が424億8000万円、医療機械65億8000万円などとなっている。同連は「参加厚生連の拡大によるスケールメリットを活かし、協同の力を結集した成果」と分析している。
また、これまで展開してきた「会員の声を聴き、共有する活動」による事業・組織運営の改善で出た3年間の声、181件を報告書としてまとめた。さらに新型ウイルスコロナ感染症対策では、感染防御資材の安定確保に全力を挙げ、「従来実績の供給を概ね維持できた」と報告している。
コロナ対策で採決した特別アピールでは、医療機関や介護施設に対する支援金の援助、減収に対する補償、医薬品・物資の確保などと併せ、感染症対策を農協グループの「安心して暮らせる地域づくり」の取り組みの中に位置づけ、「厚生連医療と農協福祉の事業と協同活動を広げよう」と訴えている。
具体的には、(1)患者対応と地域連携体制の整備、(2)感染予防・安心の施設づくり、(3)正しい情報・広報対策、(4)助けあい・コミュニティづくりなどを挙げ、農と食を守る社会、格差や貧困をなくす社会を目指し、「協同組合の価値を高めよう」と、決意を示した。
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