キュウリ多収実証施設「ゆめファーム」 全国平均4倍の収量達成 JA全農2021年1月7日
JA全農は1月6日、JAさが、佐賀市と連携協定を結び運営しているキュウリの大規模多収栽培実証施設「ゆめファーム全農SAGA」で、10aあたりの収量が全国平均の約4倍となる55.6tを達成したと発表した。
温室の全景
同施設は、施設園芸における大規模多収技術の確立・普及、人材育成を目的としたプロジェクトとして、2019年12月に運営を開始。農業経験を問わず高収益を実現できる経営モデルの構築を目標に掲げ、指導生産者のサポートを受けながら、作業従事者のほぼ全員が農業未経験者という状況で施設を稼働している。
目標収量は全国平均(約14t/10a)の3倍以上にあたる45~50t/10aに設定。佐賀市清掃工場から供給される二酸化炭素を利用したスマート農業技術等を取り入れ、栽培実証に取り組んできた。その結果、昨年12月16日までに、土耕区(栽培面積42.5a)と養液区(同44a)で、それぞれの目標収量を大きく超える収量を達成した。これにより、土耕区と養液区を合わせた施設全体の年間出荷量は481.5tとなり、計画の411.3tを上回った。これを10aあたりの収量に換算すると、国内最高記録の収量となるという。
同施設は2年目以降も栽培実証を加速させるとともに、手取り最大化に向けた生産現場に高収益モデルの普及を図る。
耕種概要及び収量実績
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