塩分ゼロの大豆発酵食品「発酵そみファ」 販売開始-全農ビジネスサポート2021年5月31日
JA全農の子会社である全農ビジネスサポートは、塩分ゼロの大豆発酵食品「発酵そみファ」を味噌製造メーカーの山印醸造と開発し、5月31日からJA全農が運営するECサイト、JAタウンで予約販売を開始する。

「発酵みそファ」も微生物の力を活かした発酵食品、共通のキーワード「共生」がそこにはあるという。
新型コロナウイルス感染症の拡大で「免疫力」が注目され、ヨーグルトや味噌など発酵食品など健康的な食材への関心が高まっている。ただ健康のためには塩分摂取量の削減も日本人にとって課題だ。
そこで両社は新しい作り方で塩分ゼロの大豆発酵食品を開発した。
味噌は「大豆や米麹などに塩を入れて発酵、熟成させたもの」とわが国の品質表示基準で定義されているため、塩を使っていないこの新商品は味噌とは表示できないが、国産の大豆と米麹を使った伝統的な味噌造り技法をもとに、塩を使用しないで発酵、熟成させるという革新的な工夫で製造した。同社は「新たな伝統食品」と位置づける。
発酵した良質な大豆たんぱくを塩分を気にすることなく食べることができるため、主食としても副食としても、あるいはデザートなどにも、自由な食べ方ができる。
同社は発売に合わせて食べ方を提案。マヨネーズなどにたっぷり加えて栄養豊富で塩分控えめの野菜サラダのドレッシングにしたり、ヨーグルトと一緒に食べて乳製品のたんぱくとカルシウムにさらに大豆たんぱくを加えた栄養豊富なデザートにするなどの食べ方革命を発信している。患者に合わせた献立が求められる病院食や減塩が求められる人などのニーズにも応えられそうだ。そのほか、同品をたっぷり加えてこくが深まるというラーメン革命、あんこと混ぜる和菓子革命なども提案している。
また、世界初の味覚を測定して数値化するセンサーを開発した「味香り戦略研究所」に一般味噌との比較分析を依頼したところ、発酵そみファは旨みが深く酸味も穏やかでまろやかな味わいを示す結果が得られたという。
「発酵そみファ」の「そみ」とは一般味噌と違って塩を引き算するため、「みそ」を反転させたもの。「ファ」は発酵を意味する英語ファーメンテーションからとった。このふたつを組み合わせたところ、音階のようなイメージに。これをロゴデザインにも取り入れた。
JAタウンで5月31日から予約開始。出荷は7月から順次開始する。
○原材料:大豆(国産、遺伝子組換えでない)、米(国産)/酒精(アルコールを含んでいるため子ども、妊娠中・授乳期の人、運転する人は注意を)
○販売単位:300g×6個/ケース
○価格:3240円/ケース(税込み・送料別)
○保存方法:要冷蔵(賞味期限6カ月)
送料無料キャンペーンを5月31日から6月30日に実施する。
また、合計1000人のモニター募集キャンペーンを同期間に実施する。景品は発酵そみファ300g×6個。アンケートや意見募集などを行う。
○応募要件:
Twitter @hakko_somifer フォロー&リツイート
Instagram @hakko_somifer フォロー&いいね
○当選者数:合計1000名
○当選発表:7月中旬の発表をもって当選。
事業開発課の塩見課長はJAたじまから出向。同JA管内が取り組むコウノトリの再生には土壌の微生物など生態系の回復がある。
食分野への挑戦 事業計画に
全農ビジネスサポートでは食と農に関わるJAグループの会社として事業計画に「食に関する分野への挑戦」を掲げ、昨年度に新規事業提案制度を創設したところ、社員から50件の提案があった。そのうち採択されたのが「発酵そみファ」につながった「発酵食品の機能性を発揮した新たな大豆たんぱくの商品開発」。3月には多様な人材を集めた事業開発推進部も発足し、「発酵そみファ」の開発、販売を実現した。
味噌にはがんや高血圧、糖尿病、などを改善する働きや放射線から体を守る働きなども認められており、同社は今回の商品開発を機に、東京農大に味噌の機能性ついての論文の整理などの委託研究も行っているほか、放射性耐性の強化などの機能の検証のため「発酵そみファ」をマウスに摂取させる実験なども検討しており、今後の商品開発に生かす考えだ。
事業開発課の塩見真仁課長は「発酵そみファ」について「たくさんの方の美容と健康、国産農産物の発展に貢献できることを願っている」と話す。
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