「10年後、20年後になくてはならない全農へ」-野口新理事長2021年7月30日
JA全農は7月30日の総代会で2020年度決算を承認するとともに、総代会後の経営管理委員会で新理事体制を決めた。代表理事理事長に新たな野口栄氏(前代表理事専務)が選任された。記者会見で「10年後、20年後も組合員、地域にとってなくてはならない全農を作り上げることが求められている」と抱負を語った。
野口理事長は、循環型社会への対応やITやDXの加速化など新たな環境変化のなかにあるともに、生産基盤の縮小など農業生産の課題、消費の変化など多くの課題があるが、「多く課題があるからこそ、かつてないほど全農グループに対する期待があるとも理解をしている」と話し、「コロナ禍を新たな社会秩序や価値観がもたらされる予兆として捉え、全農グループにとって環境変化に対応した新しい事業展開が必要だ。10年後も20年後も組合員、地域にとってはなくてはならない全農を作り上げることが求められていると考えている」と述べた。
また、「来年3月30日には全農創立50周年を迎える。これまでの50年は時々の時代の変化のなかで全農グループ役職員が挑戦し続けてきた歴史でもある。今後も一人一人が挑戦し続けることで成果を上げ全農に与えられた使命をまっとうするよう舵取りをしていきたい」と話した。
菅野会長は理事選任について「全農としては改革中であり改革に意欲を持って組織内外への対応もふまえて先頭に立って組織、事業を指揮できる人物に相応しい人材を判断基準とした」と述べた。
重要な記事
最新の記事
-
【肉とビールと箸休め ドイツ食農紀行】食文化の変化じわり2025年9月4日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ騒動と米国との関係~根底にある「胃袋からの属国化」2025年9月4日
-
プロ職員育成へ「専門業務従事者」設置 JA北つくば【JA営農・経済フォーラム】(1)2025年9月4日
-
【統計】原料用ばれいしょ生産費 10a当たり0.9%増 100kg当たり1.2%減 農水省調査2025年9月4日
-
【統計】原料用かんしょ生産費 10a当たり1.1%増 100kg当たり3.5%増 農水省調査2025年9月4日
-
【統計】てんさい生産費 10a当たり1.9%減、1t当たり6.2%減 農水省調査2025年9月4日
-
【統計】そば生産費 10a当たり0.6%増 45kg当たり13.6%減 農水省調査2025年9月4日
-
【統計】さとうきび生産費 10a当たり4.4%減 1t当たり16.4%減 農水省調査2025年9月4日
-
この夏の私的なできごと -東京の夏・「涼しい夏」の初体験-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第354回2025年9月4日
-
野外スポーツイベント「岐阜ロゲin大垣」に協力 マルシェで県産農畜産物販売 JA全農岐阜2025年9月4日
-
盛岡つなぎ温泉で「いわての牛肉フェア」 伝統の「さんさ踊り」公演も特別協賛 JA全農いわて2025年9月4日
-
セブン-イレブンに「飛騨トマトと生ハムのバジルパスタサラダ」 夏にぴったりの爽やかメニュー JA全農岐阜2025年9月4日
-
【スマート農業の風】(18)農水省の進める農業DXとeMAFF農地ナビ2025年9月4日
-
「医食同源」について考えるイベント LINK-Jと共催イベント あぐラボ2025年9月4日
-
見て・食べて・楽しむ酪農イベント JR那須塩原駅前で9月6日に開催 那須塩原畜産振興会2025年9月4日
-
井関農機とNEWGREENの「アイガモロボ」 Xtrepreneur AWARD 2025でグランプリ受賞2025年9月4日
-
北海道と沖縄県の食の交流「どさんこしまんちゅフェア」開催 セブン‐イレブン2025年9月4日
-
兼松「農業・食品GX」強化へ インセッティングコンソーシアムに参画2025年9月4日
-
火山灰シラスから土壌改良資材「オリジンジオ」農業支援プロジェクト実施中2025年9月4日
-
オランダと考える未来の園芸技術「環境制御型農業特別シンポジウム」開催2025年9月4日