2022年の一字は「再」 JA全中の中家会長2022年1月14日
JA全中の中家徹会長は1月13日の会見で今年の一字に「再」を選んだと発表した。コロナ下の2年あまり、JAの活動が思うようにできず、その再開を願う年にしたい思いや、農協改革が一定の成果を挙げ、今年は第29回JA全国大会決議の実践の初年度として再出発の年との思いも込めた。
中家会長は「再」に3つの意味を込めたと話した。
1つ目は「再びもとの日常を取り戻したいという願い」。コロナ禍でJAのイベントや集会などがほとんど開かなかったが、中家会長は「協同組合であるJAは組合員、地域のみなさんに参画してもらうことが重要。組合員や地域住民の声を十分ふまえて組織運営ができるなど、再開してもらいたい」と述べた。
2つ目には「再生」を挙げた。SDGsや持続可能な社会システムへの関心が高まっているなか、「身近には再生可能エネルギーがある」と指摘。第29回JA全国大会決議でも「多様な関係者との連携のもと、農林漁業に健全な発展と調和がとれた再生可能エネルギーの利活用に取り組み、循環型社会への貢献」を決議しており、「十分な議論が必要だと思うが、現場実態に合ったかたちで取り組みを進めていきたい」。
3つ目は「再出発」。自己改革の取り組みは組合員からの一定の評価を得て「農協改革は一定の区切りを迎えた」とし、JA全国大会で重点的に取り組む方向を決議し、今年はその実践元年にあたる。
「農業と地域の変化に対応して不断の自己改革をさらに深化させていきたい。ステージは変わった。新たな気持ちでJAグループは持続可能な農業・地域共生社会の未来づくりに向けて、力強く再出発をしていきたい」と強調した。
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