ひょう被害果を「あた梨ちゃん」と命名し販売 JAいちかわ2022年8月10日
JAいちかわは、6月のひょう被害で傷ついたにあった「市川のなし」をJAが買い取り販売を始めた。表面に傷がついた以外は味も食感も問題はなく平年以上のおいしさに仕上がったという。JA支店やイベントでの販売のほか、ネット販売も行っている。
雹(ひょう)が降ったのは6月3日の夕方。市川市内のほぼ全域に降り、市内の梨の幼果が傷ついた。
被害額は約13億円にものぼる。平年通りの贈答向けの出荷はできないが、梨農家は少しでも傷が癒えて表面の傷が小さくなる育て方を工夫したところ、強くたくましく育ち、皮をむけば平年以上のおいしさに仕上がったという。
JAは少し傷が残る梨を買い取り、農家への支援策としてJAの支店での販売や販売会を実施することにした。
今回のひょう被害は市川地域では半世紀ぶりのことで、被害を受けた梨は滅多にない機会に当たったとして「あた梨ちゃん」と命名。災い転じて福となす想いを込めた。
そのほか被害が大きい梨は山崎パン、不二家など食品メーカーに加工用として販売する。
8月19日(金)、20(土)、21日(日)はJR東日本西船橋駅で販売会を開く。品種は「幸水」「豊水」の予定。それぞれ300袋(1袋2㎏)で価格は1000円(税込み)。全日なくなり次第終了する。
またネットでも販売している。
重要な記事
最新の記事
-
農畜産物を「交渉カード」にするな トランプ関税でJA茨城県中央会 森山自民幹事長に緊急要望2025年5月10日
-
米など「重要5品目」守り抜く トランプ関税交渉で森山自民幹事長 茨城で表明2025年5月10日
-
シンとんぼ(141)-改正食料・農業・農村基本法(27)-2025年5月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(58)【防除学習帖】第297回2025年5月10日
-
農薬の正しい使い方(31)【今さら聞けない営農情報】第297回2025年5月10日
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日