「農協ごはん」 子ども食堂に寄贈 JA全農2023年1月16日
JA全農はファミリーマートで販売している「農協ごはん」の売り上げの一部を活用し、子ども食堂へ「農協ごはん」を寄贈することを決め1月13日にJAビルで寄贈式を行った。
JA全農は提携関係にある大手コンビニエンスストアのファミリーマートと米の消費拡大につながる取り組みについて協議しており、昨年9月には「農協ごはん」をファミリーマートの店頭で販売することになった。
寄贈式で桑田義文代表理事専務は「さらに何ができるのかを考え、売り上げの一部を利用して次の世代を担う子どもたちにごはんを手軽においしく食べてもらい成長を支援することを思い立ち、子ども食堂に寄贈することになった」と話した。
そのうえで「子ども食堂は楽しさと美味しさがあふれる笑顔の場所であってほしい。国産農畜産物のファンになってもらい、将来の日本農業を支える消費者、生活者に成長してもらえればうれしい。この寄贈がその第一歩になることを願っている」などとあいさつした。
JA全農は「農協ごはん」1万食の目録を認定NPО法人全国こども食堂支援センター・むすびえに寄贈した。
同センターの渋谷雅人理事は「『農協ごはん』と名前を聞くだけで安心し早く食べたいと連想させる。さっそくおいしくいただきました、と笑顔のメッセージが届いている。子ども食堂には何といってもごはん。思いを受けとめてみなさんと一緒に活動を進めていきたい」と寄贈に謝意を述べた。
渋谷理事によると子ども食堂は東京都大田区で2012年に始まった。それから10年後の2022年には全国で7331か所への急増した。「子どもたちのために何かしたいという人たちが子ども食堂ならできるかもと仲間とともに立ち上がった。爆発的に草の根運動が生まれたのは奇跡であり、社会の要請だと思う」と述べ、2025年までに2万校ある小学校区に1つは子ども食堂がある社会をめざすと話した。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 果樹園地で初めて確認 富山県2025年5月15日
-
【注意報】ムギ類赤かび病 多発リスクに注意 三重県2025年5月15日
-
"安心のお守り"拡充へ JA共済連 青江伯夫会長に聞く【令和6年度JA共済優績組合表彰】2025年5月15日
-
【地域を診る】観光・イベントで地域経済は潤うのか 地元外企業が利益吸収も 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年5月15日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】前回のトランプ政権との日米貿易交渉の失敗に学べるか(1)2025年5月15日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】前回のトランプ政権との日米貿易交渉の失敗に学べるか(2)2025年5月15日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】前回のトランプ政権との日米貿易交渉の失敗に学べるか(3)2025年5月15日
-
麦に赤かび病、きゅうりのアザミウマ類など多発に注意 令和7年度病害虫発生予報第2号 農水省2025年5月15日
-
パッケージサラダ7商品 を価格改定 6月1日店着分から サラダクラブ2025年5月15日
-
なぜ「ジャガイモ―ムギ―ビート」?【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第340回2025年5月15日
-
「イミダクロプリド」は農水省再評価前から自主的に制限 環境に調和した持続可能な農業へ バイエルクロップサイエンス(1)2025年5月15日
-
「イミダクロプリド」は農水省再評価前から自主的に制限 環境に調和した持続可能な農業へ バイエルクロップサイエンス(2)2025年5月15日
-
「JAグループ宮城 営農支援フェア2025」がラジオCMで告知 JA全農みやぎ2025年5月15日
-
いちごの収穫・パック詰め体験イベント開催 新規就農者研修も募集へ JA全農みやぎ2025年5月15日
-
就農希望者が日本の農業を"見つける" 2025年度の「新・農業人フェア」 農協観光と「マイナビ農業」2025年5月15日
-
JA三井リースが新中計「Sustainable Evolution2028」策定 課題解決で持続的成長目指す2025年5月15日
-
「NARO生育・収量予測ツール」にトマト糖度制御機能を追加 農研機構2025年5月15日
-
冷凍・国産オーガニックほうれん草 PB「自然派Style」から登場 コープ自然派2025年5月15日
-
独自品種でプレミアムイチゴ「SAKURA DROPS」立ち上げ 東南アジアの高級スーパーで販売 CULTA2025年5月15日
-
茨城の深作農園「日本さつまいもサミット」殿堂入り農家第1号に認定2025年5月15日