全JAで持続可能な農業の取り組み推進「JAグループ環境調和型農業取り組み方針」決定2024年3月11日
JAグループは3月7日、気候変動の深刻化や社会的な環境問題への関心の高まり等を踏まえ、「JAグループ環境調和型農業取り組み方針」を同会理事会で決定。全てのJAで持続可能な農業の実現に向けた「環境調和型農業」に取り組む。
環境調和型農業
JAグループは、「環境調和型農業」について「農業の持続性確保の観点から、生産者の便益と食料安全保障を確保しつつ、自然環境への負荷の緩和と適応を図る農業」と定義。自然環境・生産者・消費者のいずれにも過度な負担が生じないバランスの取れた農業を目指す。自然環境を維持・回復することは農業にとっても不可欠であるという考えに基づき、環境調和型農業を通じて持続可能な社会の実現に貢献する。
具体的には、環境に対する負荷の軽減が課題となっている「化学肥料」「化学農薬」「温室効果ガス」「プラスチック」の4分野の削減を基本に、生物多様性の維持・回復やアニマルウェルフェアへの配慮等を含めた取り組みを通じて持続可能な農業を目指す。
環境への負荷を低減するためには様々なコストやリスクも生ずるため、各産地では取り組みの進捗状況や地域実態に応じて段階的に取り組みを進める。また、消費者も環境負荷を軽減して生産された農産物を積極的に選ぶなど、「国消国産」に賛同してもらえるよう、JAグループとして理解醸成に向けて情報提供や事業展開を進める。
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