JAの活動:第46回農協人文化賞
【第46回農協人文化賞】生消連携し食を担う 一般文化部門・グリーンコープ生協連専務 片岡宏明氏2025年7月7日
多年にわたり農協運動の発展などに寄与した功績者を表彰する第46回農協人文化賞の表彰式が7月4日に開かれた。
各受賞者の体験やこれまでの活動への思い、そして今後の抱負について、推薦者の言葉とともに順次、掲載する。
一般文化部門・グリーンコープ生協連専務 片岡宏明氏
西日本を中心に展開する16の生協と約43万人の組合員からなるグリーンコープ(福岡市)は、1969年に誕生した小さな消費生活協同組合をはじめ、1970年代に誕生した小さな消費生活協同組合が1988年に連合会(「生協連合グリーンコープ」)を設立し、安全で安心できる「食べもの」となる農畜産物の生産者、加工するメーカーと出合い、提携・連帯して安全で安心できる「食べもの」の共同購入運動・事業を展開してきました。
それは、グリーンコープは安全・安心な「食べもの」を供給する生協であるという面と、それは生産する生産者と製造するメーカーが存在していて供給できる、すなわち、生産する生産者と製造するメーカーが生産・製造しなければグリーンコープは安全・安心な「食べもの」を供給することは出来ない、ということを意味しています。
そのような中で、2020年12月に、グリーンコープの安全・安心な「食べもの」の象徴としてもっとも大切にしてきた「産直びん牛乳」のメーカー様から「製造を終了したい」との申し出を受けることになりました。
そこでグリーンコープは組合員が求める「産直びん牛乳」を供給し続けるために、「有機農業」を高く掲げられて、輝ける歴史を歩んでこられた大分県中津市の下郷農業協同組合と「下郷の地をグリーンコープ組合員の食べものの故郷にしていく」という趣旨において戦略的な提携関係を取り結んで、その「第一歩」として、①下郷の地に、グリーンコープの「びん牛乳工場」を建設する②下郷の地に「1000頭規模」の酪農場を建設する③建設する酪農場の乳牛のために、飼料工場(TMRセンター)を建設する―ーという方針を掲げて事業を展開しています。
TMRセンターは昨(2024)年8月に完工し、「びん牛乳工場」は本(2025)年3月8日から製造を開始して組合員にびん牛乳の供給・販売を始めています。そしていよいよ、「1000頭規模」の酪農場が来年(2026年6月30日)に完工し、稼働を始める予定です。私たちはこの事業を「循環型の新たな産直びん牛乳プロジェクト」と呼んでいます。
農協の酪農現場での写真
私は、下郷農協と酪農家の皆さんと「プロジェクト」を進めていくことを合意した後の一歩として、酪農家の皆さんの酪農の現場を体験させていただきました。そして、酪農業の大変さを教えていただきました。同時に、酪農業において私のように酪農の素人も酪農家の指導のもとにしっかりと酪農業に携わることが出来ることを教えていただきました。
私はその体験を通して、「グリーンコープが下郷農協と酪農家の皆さんと1000頭規模の酪農を作ることは出来るのだろうか」という「不安」が、グリーンコープも、私も、酪農家と一緒に酪農業に携わることで実現できる、実現したいという「抱負」に転化しました。
そして今、グリーンコープの創設期を共に頑張ってきた仲間を誘い、かつ、グリーンコープの中堅メンバーに呼びかけて、TMRセンター、びん牛乳工場、そして、酪農業に消費生活協同組合の職員が携わっています。グリーンコープは生産と製造、一次産業、二次産業にも携わりながら消費生活協同組合の運動と事業を展開する生協に飛躍する道を歩んでいます。
今、「食べもの」の生産・製造、確保に不安が起きる状況になっている中でグリーンコープは、生協として「食べもの」の生産・製造に取り組みます。農業協同組合と消費生活協同組合で新しい時代を作っていきたいと考えています。
西日本を中心に展開する16の生協と約43万人の組合員からなるグリーンコープ(福岡市)は、1969年に誕生した小さな消費生活協同組合をはじめ、1970年代に誕生した小さな消費生活協同組合が1988年に連合会(「生協連合グリーンコープ」)を設立し、安全で安心できる「食べもの」となる農畜産物の生産者、加工するメーカーと出合い、提携・連帯して安全で安心できる「食べもの」の共同購入運動・事業を展開してきました。
それは、グリーンコープは安全・安心な「食べもの」を供給する生協であるという面と、それは生産する生産者と製造するメーカーが存在していて供給できる、すなわち、生産する生産者と製造するメーカーが生産・製造しなければグリーンコープは安全・安心な「食べもの」を供給することは出来ない、ということを意味しています。
そのような中で、2020年12月に、グリーンコープの安全・安心な「食べもの」の象徴としてもっとも大切にしてきた「産直びん牛乳」のメーカー様から「製造を終了したい」との申し出を受けることになりました。
そこでグリーンコープは組合員が求める「産直びん牛乳」を供給し続けるために、「有機農業」を高く掲げられて、輝ける歴史を歩んでこられた大分県中津市の下郷農業協同組合と「下郷の地をグリーンコープ組合員の食べものの故郷にしていく」という趣旨において戦略的な提携関係を取り結んで、その「第一歩」として、①下郷の地に、グリーンコープの「びん牛乳工場」を建設する②下郷の地に「1000頭規模」の酪農場を建設する③建設する酪農場の乳牛のために、飼料工場(TMRセンター)を建設する―ーという方針を掲げて事業を展開しています。
TMRセンターは昨(2024)年8月に完工し、「びん牛乳工場」は本(2025)年3月8日から製造を開始して組合員にびん牛乳の供給・販売を始めています。そしていよいよ、「1000頭規模」の酪農場が来年(2026年6月30日)に完工し、稼働を始める予定です。私たちはこの事業を「循環型の新たな産直びん牛乳プロジェクト」と呼んでいます。
私は、下郷農協と酪農家の皆さんと「プロジェクト」を進めていくことを合意した後の一歩として、酪農家の皆さんの酪農の現場を体験させていただきました。そして、酪農業の大変さを教えていただきました。同時に、酪農業において私のように酪農の素人も酪農家の指導のもとにしっかりと酪農業に携わることが出来ることを教えていただきました。
私はその体験を通して、「グリーンコープが下郷農協と酪農家の皆さんと1000頭規模の酪農を作ることは出来るのだろうか」という「不安」が、グリーンコープも、私も、酪農家と一緒に酪農業に携わることで実現できる、実現したいという「抱負」に転化しました。
そして今、グリーンコープの創設期を共に頑張ってきた仲間を誘い、かつ、グリーンコープの中堅メンバーに呼びかけて、TMRセンター、びん牛乳工場、そして、酪農業に消費生活協同組合の職員が携わっています。グリーンコープは生産と製造、一次産業、二次産業にも携わりながら消費生活協同組合の運動と事業を展開する生協に飛躍する道を歩んでいます。
今、「食べもの」の生産・製造、確保に不安が起きる状況になっている中でグリーンコープは、生協として「食べもの」の生産・製造に取り組みます。農業協同組合と消費生活協同組合で新しい時代を作っていきたいと考えています。
【略歴】
かたおか・ひろあき
1964年8月生まれ。1987年3月大学卒業、同年4月株式会社共生社(グリーンコープの前身生協の物流部門子会社)入職、92年4月グリーンコープひろしま西部生協準備会、95年4月グリーンコープ福祉連帯基金、2004年6月グリーンコープ生活協同組合連合会常務理事、07年6月同専務理事(現職)。
(他現職)グリーンコープ生活協同組合ひょうご専務理事、グリーンコープ生活協同組合おおさか専務理事、グリーンコープ生活協同組合ふくしま専務理事、社会福祉法人グリーンコープ専務理事、学校法人グリーンコープ理事長。
【推薦の言葉】
将来見据え課題解決
尾崎氏は営農、園芸、畜産、生活部門での経験と実績をもとに県本部長就任後は、鳥取県農業がこれからも安定して続けていくことができるよう事業再編とJAとの事業一体化などに成果を挙げてきた。
具体的には、いち早く物流問題に取り組み2019年に「中央物流センター」を設立し肥料・農薬の個別配送を実現した。また、鳥取県の特産の一つであるブロッコリーの生産基盤強化のため、JA域を超えて選果・荷造りを行う野菜広域センターを設立した。
農機事業ではJA、JA子会社と一体化を図り専門技術の継承と業務改善を進め、農機事業の安定化を図った。
梨産業の将来を見据えた果実袋工場の再編にも取り組み、梨生産者が安心して梨生産ができることに貢献した。氏は生産者、JAとともに着実に課題を解決してきた。
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