「JAアクセラレーター第7期」採択企業9社が決定 あぐラボ2025年5月23日
スタートアップとの共創を目的にJAグループ全国組織8団体が設立したAgVenture Lab(あぐラボ)は5月21日、農業や地域社会が抱える様々な課題解決を目指す「JAアクセラレーター第7期」への参加企業を決める最終審査会「ビジネスプランコンテスト」を開き、スタートアップ9社を採択した。

7期目となる同プログラムは、「食と農、くらしのサステナブルな未来を共創する」がテーマ。「食・農・金融・くらし・地方創生・SDGs」を注力領域として、新しい発想や技術に基づくビジネスプランを募集したところ、189のスタートアップから応募があった。
21日のビジネスプランコンテストでは、最終選考まで進んだ15社がプレゼン。審査の結果、9社のスタートアップが「優秀賞」を受賞し、プログラムへの参加権を手にした。また、2024年からスタートした「北海道枠」を今年も設定し、北海道を中心に実証実験を実施するスタートアップを採択した。
優秀賞を受賞したスタートアップは、同プログラムのスポンサーであるJA全農、農林中央金庫の職員による伴走支援を受けながら、JAグループのアセットやあぐラボの施設などを活用して実証実験を行い、そのビジネスプランをブラッシュアップ。実証実験の費用として、最大100万円の助成も受けられる。
◎「JAアクセラレーター第7期」結果
■優秀賞(計9社、登壇順)本プログラム参加企業
・Milk.株式会社
「ハンディ鮮度測定器によるフードロス革命」
・株式会社東京バル
「栄養と美味しさの両立を実現する アップサイクル&プラントベース食品『KAWAÌINE~皮いいね~』」
・株式会社ミチタル
「MICHITALー日本に"樽の生態系"を-」
・FutuRocket株式会社
「害獣・害虫検知のAIデバイス」
・Various Robotics株式会社 ※北海道枠
「4脚ロボットを活用したシカ農作物被害低減ソリューション」
・TABEL株式会社
「果樹の葉と独自の発酵技術を活用した 最上級クラフトティの開発」
・株式会社FieldWorks
「露地野菜畑用超小型草刈ロボット 『ウネカル』の全国展開」
・ネッスー株式会社 ※北海道枠
「こどもふるさと便」
・株式会社アドレス
「JA組合員の空き家を活用した農泊利用促進」
■イノベーティブ賞(計6社、登壇順)本プログラム外でアライアンスや支援を検討する企業
・株式会社Arthron
「畜産害虫サシバエの生物的防除事業」
・株式会社ビーフソムリエ
「肉用牛の肥育状態を可視化するB-som診断サービス」
・ESSH株式会社
「弊社薬剤を活用した地域循環型エコシステム」
・トイメディカル株式会社
「6次産業化に『美味しく健康』の付加価値を」
・ルラビオ株式会社
「種豚オス豚の生産効率化」
・一般社団法人クールアース
「合成燃料精製装置とバイオマス発電設備の開発の取組み」
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日 -
農業経営効率化へ 青果市況情報アプリ「YAOYASAN」に分析機能追加 住友化学2025年10月31日


































