JAの活動:今村奈良臣のいまJAに望むこと
第28回 地域再生とJA再生 そのカギは人材にある2017年9月16日
―JA-IT研究会2017年度人材養成セミナーの報告と紹介―
去る9月4日から9月6日の2泊3日のスケジュールで、JA-IT研究会の人材養成セミナーを、茨城県水戸市にある茨城県JA農村研修館で開催した。
今年は第9回セミナーに当たるが、これまではすべて副代表の黒澤賢治氏の配慮でJA甘楽富岡管内で開催してきたが、今年はJA茨城県中央会の御好意により、主要な農産物で全国第1位をしめる茨城県で開催でき、また、のちに紹介するようにJAなめがたのカンショを軸とした農業の6次産業化へのすばらしい取り組みの現地視察も行うことができた。
セミナーに参加したのは、北海道のJAサロマ、東北のいわて花巻、さらに地元茨城のJA常盤、JA北つくば、JA常総ひかり、茨城県中央会、JA横浜、JA花咲ふくい、JA中野市(長野県)、JAとぴあ浜松、JAあいち海部、JA西都(宮崎県)など広汎にわたり、特に第一線で活躍している若手の皆さんが多数参加してくれた。
このような参加者の熱意に応えるべく、講師陣も充実したものとなった。まず講師陣とその講義のタイトルを示しておこう。
まず、講師陣の講義に先だって、茨城県農協中央会の深谷伊知郎専務理事の力強い歓迎のあいさつとともに、茨城県農業で全国第1位を占めている産物をあげられ、その実績を推進している実像を紹介して頂いた。ちなみに全国第1位の農畜産物を列挙しておくと、さつまいも(甘藷)、レンコン、ほしいも、チンゲンサイ、セリ、鶏卵、メロン、ピーマン、みず菜、ミツバなど10品目。全国第2位は、はくさい、ごぼう、くり、落花生、レタス、梨、小松菜、ラッキョウなど8品目。第3位が、そらまめ、春菊、かぼちゃ、トウモロコシ、ねぎ、しそ、ほうれんそう、ニラ、こんにゃく芋など8品目にのぼる。こういう農業を支え展開しているJA組合員とJAの指導体制の重要性とその努力を現場(JAなめがた)なども訪ねて、おおいに勉強して全国各地にこのセミナーでの勉強を通して拡げて頂きたいとの力強い歓迎のあいさつを頂いた。
さて、こういうあいさつをふまえて、次のようなセミナーが展開された。内容に入る前にまず、セミナーの一覧表とスケジュールを紹介しておこう。
【1日目 9月4日(日)】
基調講演「地域再生とJA再生―そのカギは人材にある―」
JA-IT研究会代表 今村 奈良臣
第1講 「VF事業を中心とした全農茨城県本部園芸事業の取り組み」
JA全農いばらき 園芸部部長 鈴木 一男
第2講 「カット野菜ビジネスを通じた成長戦略」
(株)旭物産 代表取締役社長 林 正二
第3講 「JAにおける業務用野菜ビジネスへの挑戦」
JA-IT研究会副代表 仲野 隆三
【2日目 9月5日(火)】
第4講 「『焼き芋戦略』を中心とした6次産業化ビジネスの展開」
JAなめがた 営農経済部部長 金田 富夫
なお、この日はJAなめがた管内の現地視察、貯蔵施設、加工施設・販売施設「ファーマーズ・ヴィレッジ」などの視察と講義が併せ行われた。
第5講 「30年は米政策改革の出発点-激変する米消費・流通と産地戦略」
JA-IT研究会副代表 吉田 俊幸
第6講 「セブンファームがめざす生産者およびJAとの連携による野菜取引」
(株)イトーヨーカドー青果部チーフマーチャンダイザー 久留原 昌彦
【3日目 9月6日(水)】
第7講 「食文化・栄養・健康の現場から」
鯉渕学園 副学園長 入江 三弥子
以上の講義、現地視察などを踏まえて、「JAを中核とした『商品開発委員会』の設置と共同開発の勧め」をテーマとして参加者全員によるリポート作りと自主学習を行い、プレゼン資料作りの産地形成の方向づけについて参加者の報告・討議を行い、そのうえで参加者に卒塾証書が渡された。
さて、各講師のすばらしい講義のエッセンス等については次回以降で紹介しよう。
なお、私は急遽、葬儀に出席せざるをえなくなり、止むをえず2日目の午前中に退席したので、その辺りの事情も踏まえて、次回以降、講義内容等の紹介を試みるつもりでいる。
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