JAの活動:年頭あいさつ2015
前田 千尋 氏(農協愛友会会長)2015年1月1日
平成27年の年始にあたり、協同組合組織から農業協同組合新聞・JAcomに寄せられた年頭のごあいさつを紹介します。
協同組合精神をより強固に
新年あけましておめでとうございます。
皆様方におかれましてはお健やかに新しい歳を迎えられたこととお喜び申しあげます。
◇ ◇
旧臘12月に行われた衆議院選挙では従来の一強他弱の色彩が一層色濃くなってきており、予てより懸念を覚えております政権サイドからの農協改革への姿勢は一段と強硬さを増してきていることに心穏やかならざる思いに駆られます。いよいよ強権的な政権運営に向けての足場固めの諸法案が審議日程に登場してくるものと思料され、国民生活の先行きに不安感を拭いえません。
福島を中心とする震災復興の足取りはなお遅々としており、多くの被災者が故郷を迫われ、帰郷の展望さえ定かならざる状況に置かれておりますことは慚愧に絶えません。言われているところの農協改革はもとより、広く国民生活を規制する諸政策には括目して対処していかねばなりません。
今、私たち協同組合人が心の支柱として持ち合わせている自主、自律、互助の協同組合精神の意味合いをより強固なものとし、共有、共感、実践していかなくてならないものと考えます。
◇ ◇
農協愛友会ではその活動において協同組合懇話会、農業協同組合研究会等の友誼団体との連携を図りながら協同の輪を広げ、組合員の幸せづくりと地域の発展に少しでも貢献できるよう努めて参ります。ご支援、ご鞭撻の程よろしくお願い申しあげます。
最後になりましたが、農協愛友会の会員各団体のますますのご発展と会友の皆様方のご健勝、ご多幸を心よりご祈念申しあげます。
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