都心で農業体験 ジャパンハーヴェスト2016「丸の内農園」2016年11月7日
農水省は11月5日と6日に東京都内で、食と農林漁業の祭典ジャパンハーヴェスト2016「丸の内農園」を開催。JA全中がJAまるしぇを出店した。
ファミリー層に国産農林水産物への理解を深めてもらうために開き、日本の食や農業体験などが学べる4つのエリアを展開。開催5年目を迎えた今回の来場者数は約15万人を見込んでいる。
リオ・オリンピックで金メダルを獲得した柔道選手のベイカー茉秋選手が登場したスペシャルステージでは、農水省の矢倉克夫政務官が挨拶。それぞれのエリアで行われる体験ブースなどについて説明し、和食が世界から注目されていることを取り上げ「世界に向けて和食の素晴らしさを発信していきたい」と語った。ベイカー茉秋氏は農業を営む親戚のもとで手伝いをした思い出を語り「自然が好き。畑は自然がたくさんあって、タネから大きく成長する感動まで感じることができる」と農業に感じる良さについて話した。
体験ブースでは牛の乳しぼりや子牛への哺乳体験ができるふれあい牧場が出現し、神奈川県から約1時間かけて10歳の雌牛と生後約1か月の子牛やってきた。牛が鳴き声をあげると、家族で訪れていた来場者らが歓声を上げた。
さらに農業女子プロジェクトに参画している10企業も出店。コラボで誕生した商品や農業への取り組みを展示・販売した。
JAまるしぇは千葉県のJAきみつの農産物や加工品23点を販売し、JAファーマーズマーケットの魅力をPRした。そうめん南瓜や葉生姜などスーパーでなかなか見かけない食材の調理方法や食べ方を尋ね、購入する人で賑わった。
農水省食料産業局の担当者は、「都会で農業に触れたことのない人や食の背景を知らない人たちに、生産者たちとの会話などを通して農業を知っていただく機会になってほしい。また参加した生産者の方にとっては、イベント内で、ほかの地域の出展者と販売の方法などの情報交換の場にもなっている。学びの場になってほしい」と話した。
(写真)にぎわいをみせるJAまるしぇ、スペシャルステージ(左から2番目が矢倉政務官、3番目がベイカー茉秋氏)、野菜の収穫体験、農業女子PJと参画したNTTドコモはモバイル牛温恵(ぎゅうおんけい)などを展示紹介、液体散布用マルチローター(ドローン)「スカイマスター」を展示した丸山製作所、乳しぼり体験のための雌牛の大きさに驚き!
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日