地域農業を「活かすDB」の収録データを充実 農水省2017年7月11日
農林水産省は、ホームページで公開している「地域の農業を見て・知って・活かすDB~農林業センサスを中心とした総合データベース~」(以下、「活かすDB」)に新たに「生活関連施設までの所要時間」を追加するなど、収録データの充実を実施した。
この「活かすDB」は平成28年6月に公開して以降、最新の2015年農林業センサス結果を追加するなど、データの充実を図ってきているが、今回、「農業集落から生活関連施設までの所要時間」として、2015年農林業センサスで把握した役場や病院等への所要時間に加え、調査で把握しなかった駅やガソリンスタンド等の施設への所要時間を別途、経路検索技術により整理して掲載した。
この「活かすDB」の概要および主な掲載データは以下の通り。
○概要
1. 農業集落単位(約14万箇所)で農林業センサスの結果(2005年、2010年、2015年)、多面的機能支払交付金等の施策情報、国勢調査の結果等の他省庁の統計情報を見ることができる。
2. これらの様々なデータや利用者が独自で作成したデータを組み合わせて横断的な分析を行ったり、表やグラフに加工したり、地図上に表示したりすることができる。
○主な掲載データ
1. 農林業センサス(平成17年、22年、27年):組織形態別経営体数、農産物販売金額規模別経営体数、農業生産関連事業を行っている経営体数、経営耕地の状況、農作業を受託した経営体数、常雇、臨時雇等
2.国勢調査(平成17年、22年):世帯数、男女・年齢別人口、産業分類別就業者数
3.経済センサス(平成24年):産業分類別事業所数、産業分類別従事者数、産業分類別売上金額、産業分類別付加価値額
4.集落営農実態調査(平成28年):集落営農数
5.農業基盤情報基礎調査(平成27年):区画規模別田面積、用水状況別面積、排水良好面積
6.多面的機能支払交付金(平成26年):組織数、支払対象農用地面積等
7.中山間地域等直接支払交付金(平成26年):集落協定数、協定農用地面積等
8.国土数値情報:地域指定(都市計画、農振農用地等)、各種施設数(学校、警察、医療機関、福祉施設等)、駅・バス停の有無等
9.地域指標:農業地域類型、レコード区分(データを都道府県、市区町村、旧市区町村、農業集落に区分するためのもの)、生活関連施設までの所要時間
「地域の農業を見て・知って・活かすDB」は以下のURLからアクセスできる。
http://www.maff.go.jp/j/tokei/census/shuraku_data/index.html
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