不満多い支払査定結果 共済相談所への相談・苦情2017年7月26日
(一社)日本共済協会は、平成28年度の共済相談所における相談・苦情・紛争解決支援の状況をまとめ、その内容を7月26日明らかにした。相談苦情件数は2602件で、前年度に比べ385件(17.4%)増えた。
相談苦情の内訳は、相談件数が913件(前年度763件、対前年度比119.7%)、苦情件数は1689件(同1454件、116.2%)で、いずれも増えた。共済の種類別相談件数では生命系が276件で全体の30.2%を占める。次いで自動車共済227件(24.9%)、建物共済149件(16.3%)と続き、3共済で相談件数全体の71.4%を占める。
一方、苦情件数は自動車共済が770件で、全体の45.6%を占め、生命共済613件(36.3%)、建物共済259件(15.3%)となっており、3共済で全体の97.2%を占める。合計件数では、自動車共済が997件で全体の38.3%を占めており、生命系共済が889件(34.2%)、建物共済408件(15.7%)で、3共済合わせて相談・苦情件数の88.2%になっている。
主な相談内容は「共済金請求」が20.0%、「事務手続き(加入・保全・収納)」が18.0%、「会員以外の団体(苦情を含む)が16.9%、「仕組みの問い合わせ・保障見直し」15.6%だった。また苦情は「共済金関係」が全体の75.0%をしめ、苦情原因は「提示内容に不満」が全体の40.0%、「対応・態度」が22.9%と続く。
苦情項目と苦情原因からみると、共済金関係の『支払査定結果・提示内容に不満』に関する苦情が最も多く、次いで『支払査定手続き/対応/態度』で、この2つで苦情全体の半分近くになっている。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日