韓国向け食用生鮮卵 輸出解禁2018年11月28日
農林水産省は11月27日、韓国向けの食用生鮮家きん卵の輸出が可能になったと発表した。
農林水産省は平成28年5月の「農林水産業の輸出力強化戦略」で韓国向け卵を輸出重点品目に指定した。
しかし、同年11月に高病原性鳥インフルエンザが発生し輸出ができなくなった。その後も高病原性鳥インフルエンザは発生し、今年5月に日本は清浄国となった。それを受けて韓国は日本を食用卵の輸入可能地域に指定、日本は農林水産省と厚生労働省が連携して韓国当局との間で輸出解禁のための協議を進めてきた。
その結果、11月27日に輸出条件が合意に至った。おもな輸出条件は▽日本で高病原性鳥インフルエンザの発生がないこと、▽生産農場で輸出前60日間、ニューカッスル病の発生がないこと、▽農林水産省に登録された農場で生産された卵であること、▽輸出卵はサルモネラ・エンティリティディス(SE)陰性であること、▽韓国当局に登録された卵選別包装施設(HACCPの実施など)で処理された卵であること。 食用生鮮卵の輸出実績は平成29年で輸出量が3891t、金額は約10億円。香港がほとんどを占めている。韓国への輸出解禁で輸出量の増加が見込まれる。
(関連記事)
・韓国への食用生鮮家きん卵の輸出解禁 農水省(18.11.28)
・【対談】韓国農協「農の価値」国民にアピール(1)(18.10.21)
・【韓国レポート】「憲農運動」で農民の底力示す(18.07.31)
・【座談会・与党議員に聞く】食料自給は国の責務 「田舎」守る政治を(1)(18.07.25)
・【クローズアップ】基本政策の確立・韓国 農業の価値 広まる 1千万署名が後押し(18.07.03)
・韓国で口蹄疫が発生(18.03.28)
重要な記事
最新の記事
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日
-
ノークラッチで簡単操作「三菱トラクターGJE28・35」新発売 三菱マヒンドラ農機2025年5月9日
-
カインズ 神奈川県相模原市と「包括連携協定」締結2025年5月9日
-
まるまるひがしにほん「新潟県の地酒と特産品フェア」開催 さいたま市2025年5月9日
-
「親子でお米の田植え体験イベント」5月25日に開催 momofarm×農産直売所あぜみちのコラボ企画 グリーンデイズ2025年5月9日
-
生産者にフォーカスを当てた食品展示会「たべるーとEXPO」2025年7月に開催決定 TYL2025年5月9日